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1月おたより

2015年1月 1日 14:38

新年明けましておめでとうございます。
           本年もよろしくお願い致します。
冬至がすぎて、新年を迎え、日に日に日照時間が長くなってきています。
しかし、朝は冬至の頃に比べてみると、冬至は日の出が6時59分 日の入りが16時50分です。元旦は日の出が7時3分で 日の入りが16時57分になります。ということで、日の出の時間は1月7日 8日(7時4分)を境に早くなるようです。日の入りは冬至から遅くなるのではなくて、12月5日 6日が16時41分でこの日が一番早く日が落ちます。ということは 夕方が早くなるのは12月上旬ということで、その時が一番あわただしい日ということになるようです。夜が長いのと日の出日の入りは違うということのようです。日が長くなると云っても、2月の上旬にむけて寒さが本番になるのはこれからですけどね。案の定元旦は大雪でした。この雪で初詣に出ることができなくなった方も多くいられたのではないでしょうか。樹木も草花も動くことができないので、この寒さを乗り越えるために長い年月をかけて工夫しています。基本冬には草が茂ることがないのです。でも草の中には他の草が眠っているとき、ロゼット状なっているときに葉を茂らせている草があります。ヒガンバナです。この花は他の草と違い冬に葉を茂らせて、細い葉をたくさん出してお日様を集めます。そして春になると葉を落として眠りに入ります、「葉は花を観ず花は葉を観ず」という変わった行き方をしています。雪の中で花をつける蕗の薹も普通に考えたらおかしな植物です。冬に実をつけるものもいます。写真のリュノヒゲ フユイチゴ ナンテンなどです。春や夏と違い独特の目立つ色を持ちます、これらはすべて冬越しの生きものの命をつなぎ、植物の命をつなぐ工夫です。身近な生きものが自分の命をつなぐ工夫を観るとき、自然のすばらしさ 深さ 不思議さに驚かされます。
本年も身近な生RSCN2389.JPGきものの不思議さ すばらしさ などを私なりの表現で伝えられたらいいかと思います。