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10月たより

2014年10月 1日 14:04

朝晩の冷え込みが季節の移行を感じさせてくれる時期になりました。DSCN1876.JPG
夏の盛りに鳴いていいたキリギリスも「ギー」とだけないて後に「チョン」はつかなくなりました。キリギリスは「ギーチョン」と鳴くのは気温が高い時だけで低くなると「ギー」だけになります。知らなくてもいいことですが、身近な生きものの変化を知ることは季節の移行を知ることでも
あると考えている一人です。
 秋のこの時期には萩が咲きキンモクセイの香りが漂います。今年のキンモクセイは9月末には咲きはじめていました。早いというと花に叱られるかもしれません。キンモクセイは時期が来たので咲いたので、カレンダー通りに咲くと考えている人からは早く感じるだけなのです。
 夏暑さを乗り越えて、小さい秋を見つけに出かけたいものです、道行く草花も夏の花から秋
に変わりました。エノコログサ コスモス ナデシコ ホトトギス シュメイギク ハギ 山の木を覆っていたクズも花を付けています。このクズは山の木を夏の間には覆い尽くしてその下の木は陽が当たらないので枯れてしまっている物も見かけましたがクズの花を見ると、こいつも自分の遺伝子を残すために苦労していたんだと思うようにもなります。
 東京ではデング熱で蚊が悪者扱いされていて、いたるところで殺虫剤をまいている映像が流れていますが、この殺虫剤は蚊だけを殺すのではないので、たぶん冬越しの昆虫もたくさん殺されいると思います。この光景を見るとレイチェルカーソンの「沈黙の春」を思い出します。そんなことにはならないでしょうが、人に害を与えるものすべてが悪者扱いされるのはさみしい思いがするのは私だけではないと思います。
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 写真は キンモクセイ クズの花