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5月のおたより

2014年5月12日 17:18

5月になると山にも里にもすがすがしい季節になります。山には夏鳥が訪れ、テントウムシは4月15日 オオルリは17日に声を聞きました。アゲハも19日には飛んでいて ホトトギスの仲間のツツドリの声を5月1日に聞きました。東山も萌黄色で、山がよみがえったような気がします。メジロは公園の近くでさえずり、生きものが生き生きとし出す5月です。「目に青葉山ホトトギス初鰹」まさしくそのままの、初夏になりました。
花粉症のかたもこの時期には檜の花粉も収まり外に出かけても大丈夫な時期かと思います
春の花の時期は90.JPG短くて、レンギョウ ユキヤナギ 山吹 桜 コブシ モクレン サンシュウなどは、人に春の訪れを知らせるとすぐに花の時期を終わらせてしまいます。この花たちが咲く時期は、まだ昆虫の種類が少ないのですが、心配する必要はありません、コブシもソメイヨシノもサンシュウもしっかり実を付けています。短い花の開花時期でもちゃんとそれに合わせた生きものがいるから自然は不思議です。
 昆虫が出てくるということはそれを食べる生きものも当然出てきます。ムカデやクモ、ヤモリなどです。一見気持ち悪い生きものですが、この生きものたちのなかからヒントをえた身近な発明品などもあります。
ヤモリの足からは、接着テープが開発されています。このテープは何度もつかえて接着が可能というすぐれものなのです、雨が降っても濡れない蝶の羽なども汚れない濡れない布が開発されています。身近な生きものはこれからも人のため、地球のために力を貸してくれることだと思います。そんな思いを持ってこれから出てくるであろう初夏の生きものを見てあげてください、きっと見方が変わると思いま65.JPGす。
 ボタンの花が咲いていました。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉が有名です、女性の美しさを表したことで有名ですが、この花の漢方には婦人病に効く効能が含まれているといわれています。花も生きもののそれぞれ人には大事な隣人なのかも知れません。
                        写真は アゲハ    ボタン