2012年10月アーカイブ

今年も来たようです。

2012年10月22日

 例年この時期になると、うれしい便りが届く、京都市北区の保育園で毎年アサギマダラがやってくる。今年も本日訪れたようで、仕事中にメールが届いた。
このアサギマダラ、春と秋に渡りをする蝶で、秋の給蜜にはフジバカマを利用する。ここの保育園はフジバカマを植えてある、はじめは来るかどうかわからないけど、とりあえず植えておけば来るかもと思いやってみた。来始めると、数年訪れてくれる。こどもたちは、どんな思いで見つめるのだろうか、ながーい旅の途中に保育園に訪れてくれた小さいな蝶に、どのような声をかけてくれるのだろうか。小さな昆虫から、自然の不思議さを感じ取ることはなかなかできないけれど、子どものこころのどこかに、フジバカマとアサギマダラが残っているとうれしいなぁアサギマダラ.jpg

身近な植物の話に行きました。

2012年10月20日

保育園の中間総括によんで頂き、身近な植物について話してきました。この保育園では、最近ヨウシュヤマゴボウの実を子どもが食べてしまった事に、身近な毒のある植物について学ぼうということになりました。子どもは結果的には食べていなかったようですが、一時間散策して植物を探して、残り一時間でスライドで写真を交えてお話しました。基本的には植物は動けないので毒を持ち自らを守っていることや、その毒に対応出来る昆虫がいること、あく抜きをすることで食べられるものもある。など伝えました。若い保育士さんは、身近な植物の名前を知ることから始まり、散策では、時間が足らなくなり散歩の途中でひき返すということになりました。保育士さんは、部屋で話を聞くより、実際にいつもの散歩コースを散策してもう少し植物の事を知りたいとの事でした。出来れば 春と秋に二回ほどすればいいかと思います。

今から 亀岡の保育園に植物の話に行きます

本日 亀岡の保育園で毒の植物について話に行きます。近くに散歩道での植物を探して保育士さんにお知らせします

10月 お便り

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、お彼岸がすぎた頃よりすっかり秋めいてきました。皆さんお変わりないことと思います。1.png
夏の終わりと告げる生きもの
ツクツクボウシもミンミンゼミもまだ夏は続いているんだと言いたげに鳴いています。(26日現在)高野川のサクラの木がケムシに食べら始めています。このケムシは「モンクロシャチホコガ」の幼虫で、秋口にバラ科の木につきます。数日で葉を食べ尽くしてしまい。みるみる葉がなくなります。黒くてうっすら毛が生えていて決して可愛いものではありません。しかし。このケムシ以前も書きましたが、大事な役目をしています。葉を分解して土に戻しています。糞は根粒の形をしているため、土壌の中にはいると隙間を作り、その隙間は土を硬めすぎず酸素を入れて樹木にはとても大事な役目をしてくれています。このケムシは、刺すことはないのです。ただ気持ち悪いだけです。(笑)
秋の訪れを感じさせる 身近な鳥たち
鳥たちも山から少しずつ里の方にやってきています。エナガを中心にシジュウカラ、メジロ、コゲラなどが混群で降りてきています。昨年数が少なかったイカルも小さな群れ(九月四日)ですが鳴きながら飛んでいるのを確認しています。七条の鴨川付近で数十派の鴨の群れ(一二日)を確認しています。また百舌鳥の高鳴きは八日確認しています。2.png
これからが見頃の樹木の姿を見てみよう
団地内の樹木も少しずつ葉を紅葉しかけています。イチョウ ケヤキ モミジこれらは代表的なものですが、このほかにトウカエデ フウノキなども紅葉(黄葉)します本格的に紅葉(黄葉)するのはもう少し後になりますが、日に日に色づく樹木を眺められる場所にいることは、庭のないものからすればうらやましい限りです。よく見てみると。春に花をつける サツキ ツツジ コブシモクレン ハナミズキ は小さい花芽を枝先につけています。樹木は今から冬を乗り越えてやがて訪れる春のために準備を進めています。小さな花芽を探して観てください。
オオカマキリの交尾 ルリタテハの幼虫