2011年10月アーカイブ

日に日に陽が沈む時間が早くなり

2011年10月17日

日に日に陽が沈む時間が早くなり あわただしくなってきました。
今年もいよいよ残すところ1ヶ月になりました。寒さが本格的になってき
ています。みなさんおかわりないことと思います。
団地内の剪定作業ですが 例年より少し遅れて入ったために コモン
の中・個人邸がまだできていません。(個人邸の受付は終了しました)
12月上旬まで作業はかかるかと思います。よろしくお願い致します。
冬の鳥たち
12月の寒さの中で咲いている花がありまScreenShot040.bmpす。サザンカとビワです。花は本来は人の観
賞用ではありません。自分の遺伝子を如何に
して残すのかという、生きものが本来もって
いる本能みたいなものです。その美しさに人
は魅せられるの田と思います。遺伝子を残す
ために欠かせないのが、種を作ってくれる媒
介する生きものです。春になると問題になる
杉・ヒノキなどは風媒花といわれて主に風が
ふいて花粉を運びます。春の風は心地よいものですが、花粉が飛び交いま
す。他のは主に虫媒花です。虫が花粉を運びます、春や秋に花を咲かせて、
昆虫に花粉を運んでもらいます。春に多くの花が咲いても実が付かないこ
ScreenShot041.bmpとがこのごろ問題になりますが、身近なところに花粉を運んでくれる昆虫
がいなくなったのかもしれません。
12月という時期、昆虫はほとんどいません。では誰が運ぶのかという
と鳥媒花です。鳥が花粉を運びます、ビワの花
のがくは、他の花には見られないほどがっしり
としています、それは、鳥がつついても落ちな
い構造になっています。このほかツバキなども
同じで、ツバキの花が花ごと落ちるのはがくが
しっかりしているからです。
12月に入り 一段と冷え込みが続くと山か
ら街中に鳥たちが下りてきます。写真のメジロはツバキやサザンカ ビワ
の花粉を嘴にいっぱいつけて飛び回っています。これらの鳥は冬の間混群
をつくり エナガ シジュウカラ コゲラ等と一緒に活動します。縄張り
は持ちません。一方繁殖期でもないのに縄張りを持つ鳥がいます。冬鳥の
代表ジョウビタキ(写真)です。この鳥の繁殖は日本ではしないのですが、
エサ場の確保で縄張りを持ちます。ですから一度見かけると必ず冬中その
場にとどまります。このほかにモズもエサ場の縄張りが有名です。

木枯らし一号

2011年10月16日

ScreenShot038.bmp木枯らし一号が吹いたかと思えば、台風が
やって来たり10 月末は大荒れでした。急に
寒くなり体調管理が難しいところです。み
なさんおかわりないことと思います。木枯
らしといえ晩秋という響きが似合うと思い
ます。初冬という言葉もありますが、やは
り秋を感じたい日本人の知恵なのか晩秋が
いいですね。でも冬はやって来ています。、
晩秋を感じまるキーワード
雪虫 モズのハヤニエ(冬の貯食) 秋の虫の声が聞こえない 朝昼の温
度差 夕暮れが早い 高野川の鴨 ユリカモメ 紅葉 落葉 冬の渡り
鳥(ジョウビタキ ツグミなど)キンモクセイの香り カメムシの越冬 他
宝ヶ池通りのケヤキが紅葉し始めています。
紅葉は北から降りてきます。北山通り 北大路 今出川 丸太町と京都は
一筋ごとに南に下がると温度が変わると云われていますが、これから紅葉
も少しずつ下がっていきます。紅葉のメカニズムを調べる機会があり調べ
てたのですが。紅葉は気温が低下すると葉の付根にコルク層ができて養分
が流れなくなります。それまで葉に蓄積された糖分(アントシアニン・ク
ロロフィル)が葉にのこり紅葉 黄葉すると云うことだそうです。今の科
学で、不思議なこと どうなっているんだという疑問は皆無かもしれませ
ん。そのむかし人が関わらないでできることは神の領域だったと思います。
晩秋を感じるキーワードも科学で解き明かすことはいとも簡単にできる
と思います。でもその中には答えがあるScreenShot039.bmpだけで、感性は出てきません。やはり人
として、晩秋を感じること、五感をつか
って感じることが一番大切な時期に来て
いるのではないでしょうか。インターネ
ットやバーチャルな体験では感性は育た
ないと思います。晩秋の時期は一年でみ
ると1ヶ月ないかもしれません。その晩
秋を大いに感じることができる。樹木に囲まれた空間は住宅内にあります。
小春日和には是非晩秋を堪能してください。
11月の管理作業日程(予定)と作業内容(訂正)
日程 11月8日(月)から30日(火)
作業内容 各コモン内剪定作業 個人邸 団地まわり灌木剪定 松剪定 除草
(日・祝・第二・四土曜日・雨天は作業ありません。) (写真 ホトトギス ルリタテハ幼虫)

キンモクセイの香りと共に

キンモクセイの香りと共に 10月がやって来たかと思えばもう中旬です。
夏が長く感じたのに 秋は足早にやってきて 初冬にさしかかりました。
下記の日程で団地内の管理作業に入ります。

11月の管理作業日程(予定)と作業内容
日程 11月8日(月)から30日(火)
作業内容 各コモン内剪定作業 個人邸
団地まわり灌木剪定 松剪定 除草
(日曜・第二・四土曜日・雨天は作業はありません。)

下記のアンケートは11月3日までに集会所小泉ポストまで入れて
ください。
小泉携帯090-3896-7694(作業中で電話を取れない場合あり)
個人邸剪定アンケート (下記のところに団地番号を記入下さい)


剪定について


 

その他の庭に関しての相談


 

団地番号          お名前

暑さ 寒さも彼岸まで

暑さ 寒さも彼岸まで
昔の人はよく考えたもので 暑かった夏も、秋のScreenShot036.bmp彼岸を過ぎら頃より本当にすごしやすくなって来
ました。季節の移り変わりを身近な生きものから感
じようと例年セミが最後に鳴いたのを記録してい
ます。07年は9月19日(ミンミンゼミ)08年
は20日(ツクツクボウシ ミンミンゼミ)09年
は26日 (ミンミンゼミ)で、今年は25日(ツ
クツクボウシ)でしたから、生きもの側からはそれ
ほど変化はないようです。
秋の訪れを感じるモズの高鳴き
昨年は9月25日 今年は9月14日でした。このモズの高鳴きは、夏の
間山に帰っていたモズが、冬の食べ物を探しに里に下りてきて、昆虫など
ScreenShot037.bmpを木に刺す、貯食という行動がみられるもので、
高鳴きが始まれば75日目に霜が降るといわれて
いて、農耕民族ならではの昔からの言い伝えの事
です。畑や田圃が近くにあるとモズはたいていい
ますから、耳を澄ましてキイキイキイ チキチキ
チキという甲高い声を聞いてみてください。 モ
ズ以外にも、秋になると鳥たちにも大きな変化が
みられます。シジュカラ エナガ メジロ コゲ
ラなどが冬の間 食べ物を探しに混群という形を
つくり 里に下りてきます。メジロなどはその時
に春の新居をどこにするかを探し始めていますで
すから 巣箱などを設置するのは遅くても11月頃には仕掛けた方が春
の巣作りに役立つと云うことになります。機会があれば是非みなさんと一
緒につくってみたいものです。
ヒガンバナ(曼珠沙華)は毎年お彼岸の頃に必ず咲く花です。小さいときにこの
花で花の首飾りをつくったかたもおられると思います。この花も農耕民族の百姓
が、田圃の畦に植えたもので、凶作の時にこの根っこの毒だしをして食べたと云
われています。この花は少し卑怯な花で、夏の間畦の草刈り時は眠っていて、雑
草が消える秋に、ここにいるぞと自己主張の様な花を咲かせそのまま冬の日差し
を独り占めして春 他の花が芽吹く頃にまた眠りに入ります。
近頃 ピンクや白(アルビノ)などの園芸品種も出ていますが、やはり真っ赤
に燃えるようなヒガンバナがいいと思います。
10月の半ばに個人邸の剪定アンケートをとります。 写真はハヤニエ 曼珠沙華

酷暑お見舞い申し上げます

酷暑お見舞い申し上げます。
例年ですと暑中お見舞いと書きますが今年は酷暑と書きたいものです。
梅雨明け十日とは昔のひとはうまくいったScreenShot034.bmpものです。見事に梅雨明けは酷暑の毎日が続
きました。酷暑で一番気をつけなくてはなら
ない事は、熱中症です。私は外仕事ですから、
毎日汗をかくので、水分補給には気をつけて
いますが、熱中症は部屋にいてもなるそうで
す、部屋にいると汗をかきにくいので水分補
給がおろそかになるようです。また、寝てい
てもなると云うことです、水分は出来るだけ多めにとるようにしたいものです。
これだけ暑いと生きものもなかなか動きません。夏に都会の中で元気に動いてい
るのは蝉ぐらいのものでしょうか。今年の初鳴きは7月の5日にニイニイゼミ
6日にはクマゼミを聞きました。ヒグラシは随分遅く24日です。みなさんはい
かがですか。盆前後にはツクツクボウシが鳴きミンミンゼミが鳴く頃は夏も終わ
りに近づく頃だと思います。良く蝉は一週間ぐらいの短い命だと云いますが、実
ScreenShot035.bmpは数週間から一ヶ月近く生きるとも云われてい
ます。でも幼虫期を合わせると7年と一ヶ月と
いうことになります。昆虫の中でも蝉は結構長
生きの生きものです、カブトムシは幼虫期を合
わせても一年の命ですからそれに比べれば随分
長生きです。海外には十七年ゼミとかいう蝉も
いるそうです。それは素数と関係しているとい
うことですが詳しくは解りません。
そういえば、7も素数ですね、何か関係しているのでは、こどもさんの夏休み
の宿題で考えてみて下さい。
この前草刈りをしていたら、小さなコオロギがたくさん草の中から出てきまし
た。まだ羽根が生えていないので鳴くことは出来ませんが、秋に向けて私たちの
夜長を楽しませてくれる準備をはじめているようです。
写真は キキョウとオミナエシです。ご存じ秋の七草のものです。オミナエシ
は女郎花と書きますが。なかなか知られていませんがオトコエシ(男郎花)とい
う花もあります。白い花で、女郎花にたいしてつけられた花で、女郎花あっての
オトコエシなのです。ハハコグサに対してチチコグサもそうですね。

7月に入ると いよいよ梅雨本番です

7月に入ると いよいよ梅雨本番です。7月のはじめが一番降水量が多くて外
に出るのも嫌になる日々が続きます。みなさんおかわりございませんか。
北大路住宅内の春の剪定作業も無事終了出来ました。後は「7月13日(火)
の薬剤散布」を残すだけになりました。ご協力ありがとうございました。
7月は夏本番といいたいところですが 旧暦で言いますと早くも秋になります。
旧暦だと7月 8月 9月は秋になります。ScreenShot032.bmpただ正月が旧暦だと少しずれていますので
本来の月と比べるのもおかしいかもしれま
せん。今はすっかりその姿を見かけること
も少なくなってしましましたが。秋の七草
は今が盛りに咲いています。オミナエシ
キキョウ ナデシコは咲いていますし ク
ズ ハギは7月 ススキ フジバカマは9
月に咲きます。昔の人は 里山の近くに咲
いていたそれぞれの花の中から この7草を見つけて秋の七草と名付けたので
しょう。春の七草は有名ですが 秋の方はなかなか見つけることもありませんし
生活から遠ざかっているので知らないかたも多いかと思います。
6月は水無月といいますが 梅雨時期なので雨が多いのに何故水無月なのか調
べてみるとやはり旧暦に関係していました。今の6月は旧暦でいうと7月 8月
にあたり梅雨明けで水不足の時期だと言うことだそうです。
本来生きものは旧暦で動いていることが多く昔の人はそのように身近かな生
きものの変化の中から季節を感じることが出来たのかもしれません。
春の七草も本来は2月の時期ですから 春の七草を詠んだ句に 「きみため
はるののにでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ」とあります。
2月は一番寒い時期ですからこの句も旧暦で表しています。
しかし梅雨が明ければまだまだ夏です。暑い季節です。今年は夏らしい夏にな
るという予報も出ています。8月は熱くて生きものもあまり動かないのですが
7月は昆虫が一番活発に動く時期です。サザScreenShot033.bmpンカやツバキにつくチャドクガ 桜などの
木につくイラガなどには気をつけてくださ

「チャドクガには近寄らない イラガは触
らない」が基本です。チャドガは脱皮ガラの
毛でも刺されます。
今年のセミの初鳴きはいつでしょうか昨
年は7月2日でした。

薬剤散布のお知らせ

薬剤散布のお知らせ
 
毎年梅雨明け前後から イラガ チャドクガが等の毛虫が発生しています
ので、薬剤散布を行います チャドガはサザンカ ツバキにつきますので散布
致します。(チャドクガは、刺されますと、全身に発疹します)
7月の 薬剤散布のお知らせ
薬剤散布日時 7月 13日(火)朝9時頃~12時頃
薬剤散布場所 コモングリーン 6ヶ所
使用薬剤 トレボン乳液 2000倍
注意事項 ペット 洗濯物等は、室内に入れてください。
窓などは、必ず締めてください。
雨天の場合は次の日に順延します

剪定作業について(予定)
6月 7日(月)~18日(金)(雨天順延)
時間 朝8時から5時まで行います。
剪定内容 主に 除草 灌木が中心になります。
アベリア ユキヤナギ プリペット サツキ 等

個人宅の剪定も随時お引き受け致します。

五月末だというのに長袖が手放せない日が続きます

五月末だというのに長袖が手放せない日が続きます。風邪をこじらせてしまいま
した。みなさんおかわりございませんか。6月は季節の上では梅雨ということになり
ますので第二の夏と私は呼んでいます。初夏 梅雨 酷暑 残暑と日本には4つの夏
があります。季節的にはうっとうしい時期です、しかし植物の中にはこの時期に花を
咲かせるものは結構あります。
6月に花を咲かせる植物
団地内の プリペット アベリア ネズミモチ シャリンバイ ナンテン カナメ
モチ サンゴジュ ユリノキなどがそうです。この時期の花は小さい花が密集して咲
いているものが多くあります。におい等も結構鼻についたりします。じつは この時
期に昆虫たちの生活が充実してくることもあるようです。チョウチョや甲虫などは花
の中に頭をつっこんでいる姿はかわいいものですが、アシナガバチやミツバチのよう
な社会性のあるものはいただけません。5月の時期にお母さんが一人であくせく巣作
りを初めて、6月になると働き蜂が出始めます。花や小さい昆虫を求めて飛び回りま
す。6月はまだ巣は小さいのでこの時期に見つけて対応する必要があります。人の生
活の中に入ってきたときにはかわいそうですが出ていってもらった方がいいかと思
います。灌木や植え込みなどに巣を造りますので、気をつけて下さい。
ScreenShot030.bmp6月といえばホタル
6月になると ホタルの時期でもあります。路地の
中の植木鉢にホタルブクロが咲き始めています。こ
のホタルブクロはホタルを捕まえてかごがないと
きに下向きの花に入れて提灯のようにして持ち帰
った事から名前がきているようです。
昨年は高野川でも随分多く見られましたが今年は
いかがでしょうか。川の浸食工事をしていたので少
ないかもしれません。荒神口あたりでは5月25日頃に見かけた方がおられまし
た。ホタルは3月頃陸にあがりさなぎになり、6月の雨の翌日に出てくると言わ
れています。出てきたホタルが寒くてビックリしてお尻の火を強く照らしてくれ
るといいですね。(そんなことはありません)
個人低の植栽 剪定についてのアンケートScreenShot031.bmp団地集会所にポスト(小泉造園)を昨年同様
設置させていただいております。その中に投函
してくださるようお願いします。(6月中旬ま
で) 剪定作業は6月第二週の7日らを予定し
ています。連絡先 090-3896-7694
写真は トノサマガエル ナミアゲハの幼虫

風薫る5月になりました

風薫る5月になりました。みなさんおかわりござScreenShot027.bmpいませんか。桜が結構ながもちしました。桜が早く
咲いて長い間咲いていたことは、どのように考えた
らいいのでしょうか?花見が長いことできて良かっ
たというかたもおられるでしょうね。桜はぱっと咲
いてさっと散るそれがいいというかたもおられるで
しょう。桜が4月の中旬頃までちらほら残っている
のは、やはり少し気候が「へん」なのかもしれません。
私たち日本人は梅からはじまり桜が大好きです。5月は藤
の花(平等院)6月は菖蒲(太田神社)続きます。花をめで
て季節を感じるのが日本ですね。ScreenShot028.bmp6月に剪定に伺います。昨年秋に
ScreenShot029.bmpもアンケートをとりましたが今
回も事前に個人邸のアンケートを伺いたいと思います。下
記の実線のところを切って集会所ポストの入れて下さい。
剪定は随時コモンの管理作業時に行いたいと思います

写真は 左上がもえぎ色の東山 右がクロメダカとコオホネ 左下がシャガ


個人邸アンケート
剪定について


 
その他庭のことについて


 

団地内番号         氏名          連絡先

三寒四温の日々が続きます

三寒四温の日々が続きますが、みなさんお変わりございませんか。今年度も団
地内の植栽管理を受け持たせて頂くことになりました。例年通りがんばります
のでよろしくご指導お願い致します。
3月雨が多くて11日も雨が降りました。昔の人はこの春の雨を「菜種梅雨」
という言葉で表しています。また「雨は花の父母」という言葉もあります。ま
さに雨が降らないと生きものは生きられないということでしょう。毎日の雨を
悔やむことよりも、この雨のおかげで植物が育ち、私たちの生活ができること
の喜びを持ちたいと思いますが、凡人の私にはそれはできません。
ScreenShot025.bmp3月のはじめにはモクレンやコブシの蕾が冬空
の天を刺すヤジリのように向いていましたが、
ほころび始めたかと思うとひらひらと花びらを
落としてしましました。まさしく「花の命はみ
じかきて」ですね。先月のおたよりで、ウグイ
スの初鳴きは例年より遅いと書きましたが。2
月24日に聞きました。またツバメは3月24
日御薗橋で確認しました。たぶんイワツバメだ
と思います。雨の中燕尾服を濡らしながら虫を追っかけていました。こうなる
といよいよ蝶が観たくなります。越冬したアゲハやモンシロチョウが飛び交う
姿が見たいものです。花は人が観るために咲いているのではありません。多く
の生きものの命を育むために咲いていると私は考えています。人もその花の美
しさを感じて、そこから、生きる力をいただいていると考えれば同じかもしれ
ません。春は生きものが動き出す、いのちが動き出す季節でもあります。
写真はユキヤナギとミツバツツジです。ユキヤナギは雪のように白く柳のよ
うに垂れ下がる枝が特徴で 灌木として多く植えられています。そこだけ雪を
かぶった様な景色になるのがすてきです。この仲間にコデマリ シモツケなど
があります。葉にはフタスジチョウ ホシミスジチョウが来ます。ミツバツツ
ジは関西では雑木林の中では春を告げる植物です。早春、まだ雑木林の樹木が
葉を落としている中、陽の当たるところで明るい紅紫色の花が美しいのが特徴
です。確実に春が近づいています。天気のよい日ScreenShot026.bmpには、鴨川や高野川を散策する季節かもしれませ
ん。
毎月 私のつたない文章を読んで頂き あり
がとうございます。これからもできる限り 緑化
だけではなく団地内の植栽に関わる 季節 五
感 生きもの 環境 植物の知識などを伝えて
行こうとおもいます。

みなさん おかわりないことと存じます

みなさん おかわりないことと存じます。日に日にScreenShot023.bmp春の訪れを感じます。花粉症の方は春の訪れと共に
少し憂鬱になりますが、それでもやはり春は待ち遠
しいものです。
団地内の冬鳥も北に帰る準備を始めているようで
す。高野川の鴨たちもペアーが増えました。今年は
高野川の浚渫工事がありました。工事で鳥たちには
迷惑と思いきや工事の車両がいなくなると集まって
なにやらごそごそ食べていました。工事で土をひっ
くり返してくれるので水中の生きものが出てきて食べやすいようです。そういえば昔
は畑作業をして土を耕耘していると 夏にはアマサギがやってきて虫をついばんでい
たのを思い出します。川の浚渫工事は、洪水がでたときに水量が多くなると堰堤がく
ずれるので行われるようです。数年に一度行われています。桂川では 河川の中に生
えている樹木をすべて伐採していました。これも洪水時に木がじゃまをして流木など
をせき止めて水がたまってしまい洪水を起こすためだと言われています。高野川など
の中州は自然に出来たもので、春には鴨たちが巣作りをしてくれるところでもあり、
身近に生きものを感じる空間でもあるのですが、市民生活が守らなければならない行
政としては仕方ないことでもあるようです。出町の三角州に飛び石状にカメの石が設
置されていますが、問題はこのカメ石にあるようです。亀石があるおかげでそこから
ScreenShot024.bmp土がたまり始めて亀石が埋まっている状態です。中州が
拡大して陸地になってしまっています。この亀石は、河
川法の改正で 河川を治水 利水から親水公園が入った
ときにできたもののようで河川に親しむために 河川を
近くに感じてもらうためにつくられたようです。その後
環境が法律に入り 生きものが増えました。水辺に親し
むことはいいことなのですが、水が下に流れない 水と
土が流れないということは河川にとってマイナスになるようです。といって亀石を取
り除くことは、子どもたちがこれから春 夏に向けて川辺で親しむためには大事な場
所でもあります。 日に日に春が近づくと、人も身近な生きものも同じで越冬してい
たものが動き出します。23日にはアカタテハをみました。24日にはミツバチを。
そうなるとウグイスの初鳴きを聞きたいものです。昨年は私の記録では2月14日に
鳴いています。春の渡りの千鳥も2月7日には飛んでいました。ツバメは2月17日
に鴨川で確認しています。しかし 関西ではお水取りが終わるまで春は来ないといい
ますから、身体の体長だけは整えないとだめかもしれません。今年は比良山系でも結
構積雪があったようで、琵琶湖の春の嵐 比良八講荒れじまいといいますからまだま
だ春は遠いようです。 写真は 御苑の梅とメジロ 植物園のロウバイとジョウビタキ

みなさん お変わりないことと思います

みなさん お変わりないことと思います。
2月に入り 節分寒波がやってきて 本格的な寒さかScreenShot020.bmpと思いますが、窓越しの日差しは日に日に春めいてきま
した。立春が過ぎる寒さも少しは和らぐような気になる
から、季節というのは面白いものです。鴨川のユリカモ
メもここ数年数の減少が続いていたようですが、どうや
ら下げ止まったのかもしれません。高野川 鴨川 加茂
川合わせて1168匹という調査結果が出ていました。
ピーク時は数万羽いたと言いますからこの数はやはり物
足りない気もします。しかし 以前比べて種類が増えているようです。カワウ キン
クロハジロ コガモ オナガガモ カルガモ カイツブリなどが暮らしているよう
です。散歩するにはこれからが気候もいいですから 水鳥ScreenShot021.bmpを探しながら歩くのもいいかもしれません。立春が過ぎる
とやはり冬鳥は北に帰らなくてはならないので 水鳥の
中には求愛行動も観られるようになるそうです。そうなる
といよいよ春ということになります。
樹木の梢も少しずつ膨らみはじめて 春を待っている
かのようです。この冬芽は図鑑があるぐらいです。写真右
ScreenShot022.bmp上はヤマウルシ 右中はアジサ
イ 左下はソメイヨシノです。
よく見るとどれも冬のボウシを
かぶった顔に見えるから面白も
のです。 団地内のもたくさんの冬芽があります。子ども
たちと観察すると楽しいかもしれません。また この時期
にはなかなか外出しにくいものですが、新たな発見を求め
て ぽかぽか陽気の日にはまわりの身近な自然にふれるの
もいいかと思います。
ロウバイが香る時期にはまだ冬鳥たちも団地の中にい
ます。今の時期はさえずりませんが、春の日差しがあるときは気候を取り間違えてさ
えずることもあります。シジュウカラ メジロなどは秋には混群をつくってまちなか
を餌を求めて移動していましたが、ぼちぼちつがいをつくっているようで 二匹で観
ることが多くなってきています。鳥たちも樹木が芽吹きを始めた頃に巣作りを始めま
す。樹木の葉が巣を隠してくれます。生きものは自然の営みの中にいるんだなーをつ
くずく関心させられます。
三寒四温の日が続きます。風邪には気をつけて下さい。
(写真はインターネットの冬芽と葉痕より)

寒中お見舞い申し上げます

寒中お見舞い申し上げます。
コモンの中の樹木もすっかりふゆです。落葉樹は自分の分身である葉をすべて落とし
て これから訪れる寒さに耐えようとしています。常緑の葉の光沢さが 冬の日差し
を浴びて光って見えます。常緑の葉がこれほど目立つのはこScreenShot018.bmpの時期だけでこれも冬ならではの風景かも知れません。北大
路住宅は本当に身近に季節が感じられる配置に樹木が植え
られています。この考えは今の時代なら考えられますが、3
0年以上もまえに考えたということは、設計者の先駆性 自
然をいかに身近に感じるかをうまく調和された建物だと思
います。パソコン画面で北大路住宅を上空から見てみると
ほかの住宅とは全然違う風景はが飛び込んできます。 一度
チャンスがあれば 上空写真を見てみてください。
さて この時期寒さの中開いている花があります。ご存
知 ロウバイです。この花は クチナシやジンチョウゲのよ
うにほのかな香りを漂わせてくれます。寒い中なぜなくのでしょうか?同じように寒
い中咲いているのはサザンカやカンツバキです。ツバキはもう少し遅れます。その間
に咲くのが茶花で有名な ワビスケ(侘助です。日本人が作り出した侘びさびの庭園
に植えられます。日本人は寒い中でも寒さを美しいものと一緒ScreenShot019.bmpに観賞するのかも知れません。
樹木は冬の寒さに耐えようとしていると書きましたが 実
はそうではありません。冬至が過ぎたこれからは日の長さが長
くなります。実は樹木は日の長さを毎日計算しているというの
です。日が長くなると樹木は動き始めます。そのためによく見
てみると、樹木の梢が少し膨らみかけているのがわかります。
ケヤキなどの楡かだとよく観察できます。
寒い中でも樹木たちは 春が来るのを信じて、準備を始めてい
るようです。
1月から2月にかけては寒肥に時期です。北大路住宅は寒肥は入れせんが、個人
低で寒肥など入れられる方は、下記のことに注意して入れてください。
寒肥の入れる場所は 樹木の枝先をそのまま地面に落ちしたところに回りに3~
4箇所穴をあけてください。肥料は 窒素 燐酸 カリウムが三大肥料で窒素は主に
葉肥え 燐酸は実や花 カリウムは根肥えといわれています。
有機肥料では 窒素は油粕 燐酸は骨粉 カリウムは灰などです。
花や実がつくものにはリンを多めに 葉物は窒素を多めに入れてください。
本年もよろしくお願いいたします。

北大路住宅のみなさん おかわりございませんか

北大路住宅のみなさん おかわりございませんか?小泉造園です。
公団内の秋の剪定は終了しました。個人邸でまだ少し残っていますが12月中
には伺います。
晩秋の訪れをみなさんはどのように感じますか。「高ScreenShot016.bmp野川の鴨が増えたら」「ユリカモメがやって来たら」「色
づく木々を見て」「冬鳥の到来を確認したら」「水を沸
かしてもなかなかお湯にならなくなった」「コオロギが
鳴かなくなったら」「雪虫(綿虫)が飛んだら」などい
ろいろな見方で晩秋 初冬を感じることができます。
できるだけ季節を感じるのは まわりの身近な自然か
ら感じることができるのはいいことだと思います。北
大路住宅を管理させて頂いて、コモンの中に入るとそ
こは都会のオアシスだと感じます。30年の年月をこ
えて コモングリーンは「季節を感じる窓」になって
います。この季節を感じる窓という言葉は 植物学者の伊佐氏が生前子どもた
ちにはこのような空間が大事だとよく話してくれていました。自然が少なくな
ったといわれる時代ですが、身近な自然はまだまだあります。「ひとがそれに気
がつくかどうか」だと思います。
北大路住宅内で朝仕事をしていると モズが鳴き エナガを中心にメジロ
シジュウカラ 等が訪れています。生け垣の中にはウグイスが地鳴きをしてい
ます。11月半ばには ジョウビタキも帰ってScreenShot017.bmpきて ツグミも鳴いています。自然に耳を傾け
ることができれば それはかなうことです。1
2月は寒くなり外にも出なくなりますが、少し
だけ外に出て自然に耳を傾けてみてはいかがで
しょうか。
先月秋の虫のことを少し書きましたが、最近読んだ本
の中に 「ツヅレサセコオロギ」のことでおもしろい記述がありました。このコオロ
ギ名前が変わっているので、どこからこの名前がきているのか気にしていたのです。
エンマコオロギはコオロギの中で一番大きいからです。ツヅレサセコオロギが鳴き出
すと、冬の支度をするために 足袋や服の補修をしなさいよ つづれしなさいよとい
うことだと書いてあったのです。昔のひとは 2センチぐらいの生きものも大事にし
ていたんだとつくづく関心した次第です。
写真は コブシの実 (赤く熟すとぶら下がり鳥に運んでもらいます。
モズのハヤニエ 冬の間の貯食行動だといわれています。

北大路住宅のみなさんおかわりございませんか

北大路住宅のみなさんおかわりございませんか。10月に入り、日の入りが
日に日に早くなり 外仕事をしていると、気忙しくなってきます。しかし
仕事をする上では 暑くもなく 寒くもないので今が一番仕事にしやすい
時期でもあります。
住宅の剪定が10月下旬の仕事の予定が11月にScreenShot013.bmpなってしまい申し訳ありません。というのも久しぶり
にやって来た台風で、仕事の予定が一週間くるいまし
た。その台風で仕事先のヤナギが倒れてしまい、相当
強い風吹いたようです。みなさんのところは被害あり
ませんでしたか?
10月といえばキンモクセイです。今年は長く咲いて
いる様に感じるのですが、気のせいですかね。その昔キンモクセイの香りを、トイレ
などの臭いをキンモクセイの香りで押さえる事が多かったのですが、近頃は消臭とい
うことで、臭いを臭いで消す ごまかすということは少なくなったようです。
キンモクセイの香りを嗅いでトイレを思い出すより、やはり秋の訪れを感じてもらい
たいものです。このキンモクセイは この時期刈り込むとScreenShot014.bmpなん二回花が咲くのをみたことがあります。強い花です。
ところで日本のキンモクセイは、すべて雄です。だから実
をつけることはありません。中国には雌の花があるそうで
すが私はみたことがありません。
写真の蜘蛛は 「ジョロウグモ」です。秋に大きな巣
を造ります。蜘蛛は気持ち悪いという方も多くいらっしゃるかとおもいます。でも蜘
蛛は、害虫等を食べてくれる生きものです。なかなかそんな風に感じることはできに
くいかと思いますが、少し視線をかえると、身近な生きものも結構役に立っているも
のです。もう一枚の写真はオミナエシとオンブバッタです。オミナエシも近頃みなく
なりました。秋の七草の一つです。フジバカマも同じ秋の七草の一つです。KBS京
都がフジバカマキャンペーンをしています。在来のフジバカScreenShot015.bmpマを増やそうというのです。とてもいいことだと思います。
しかし 本来フジバカマは自生していたはずです。自生でき
る環境を戻すことを忘れてしまうとフジバカマだけが増え
ておかしな事になります。このフジバカマは、渡りをする
蝶々のアサギマダラの給蜜植物で、植えておくと秋の渡りの
時に羽を休めによってくれます。季節の変化を花とそれに関
わる生きものから感じられるというのです。

お彼岸もすぎました

お彼岸もすぎました。「暑さ寒さも彼岸まで」ということが言われますが、今
年の暑さはだらだらと続きます。9月の雨は少なく、9月の長雨といわれた言
葉は過去のものになりかけています。夏の暑さは、樹木も人も、がんばれるの
ですが、9月の暑さは、樹木にとってもしんどいようです、西日が当たるとこ
ろの灌木は弱っています。といってもやはり季節の変わり目を、身近な自然の
中から感じたいものです。昆虫ではセミのなかでも、夏に強いクマゼミの姿は
9月に入るとぴたっと止まりました。ミンミンゼミが、少し山の方に行けば泣
いています。その代わりに夜の草原にはコオロギが鳴き始めました。キリギリ
スは夏の暑い時期に乾いた草原にいるのですが、9月ともなれば、キリギリス
の姿はなくなり コオロギが鳴いています。リィ・リィ・リィ・リィ・リィと
夜中鳴いている声をお聞きになった方もおられるかと思いますが、これはツズ
レサセコオロギという2センチぐらいのコオロギです。他にリッ・リッ・リッ・
と数回鳴いて息切れするのは ミツカドコオロギです。エンマコオロギはコロ
コロリーリーリーときれいに鳴きますが、都会ではなかなか聞くことができま
せん。秋の夜長はこれからも続きます。一つでも覚えて夜の散歩に出かけられ
てはどうですか。身近なところでけなげに生きている小さな生きものを再発見
するのも楽しいものです。
今回の団地内の剪定は10月下旬の予定です。除草から初めて テラスハウ
ス内の高木 灌木剪定を行います。

2009年 秋の剪定申込書
公団番号      号        邸
剪定について


 

そのほか お庭に関しての相談


 

公団管理棟の小泉専用ポストに入れて下さい。

残暑 お見舞い申し上げます

残暑 お見舞い申し上げます。
今年最後の夏が来ています。しかし今年は例年に比べて、秋の訪れが早いよう
です。大文字の送り火のあと、ずいぶん涼しくなりました。お陰で今年もクー
ラーなしですごせそうでしたが、9月に入り残暑がぶり返してきました。
梅雨明けが8月になってからということで、植物の日射時間が少なく、春に
花咲く樹木に大きな影響を与えているようです。春一番に気になるスギ花粉で
すが、私の思うところ例年より少なくてすみそうです。しかし 花粉症の方は
量ではなく 少しでも飛んでいたらアレルギーの反応がでるようで、関係ない
との事を聞いたことがあります。
今年の蝉はすこし早かったようです。クマゼミ アブラゼミなども一週間ほ
ど私の記録より早かったです。例年盆明けに、季節の変わり目を知らせてくれ
るツクツクボウシも8月のはじめには鳴いていました。
夏のキリギリスが、乾いた草原で夏を満喫していたかと思えば、盆明けには、
秋の夜長の主人公になろうとコオロギが鳴き始めました。秋風とコオロギの声
を聞くと、季節が移り変わっていくのが実感でます。
今年は毛虫が少なく助かりました。生きものの発生は、何がどのような影響
で増えたり減ったりするのかわかりませんが、ここ数年、サザンカ ツバキに
つくチャドクガの発生が異常で、泣かされされていただけに助かりました。
しかしサクラのシャチホコ蛾の幼虫が出始めています。この毛虫は刺しません
が、葉を全部食べてしましまいます。落ち葉の季節に落ち葉がないこともよく
あるのは、こいつの仕業です。
私たちは、生きものの動きとカレンダーをみて 早い遅いなどと言いますが、
本来は、生きものが主で考えるのがいいのかもしれません。桜守りの佐野藤右
衛門氏は、桜が早い遅いを決めるのでない、人の判断で決めているだけ 桜は
いつもの同じ時に咲いているといわれていたこと思い出します。
季節は巡りますしかし、カレンダー通りではないということです。人の作っ
た物差しで計ろうとすることができないのが自然なのかも知れません。
次回住宅内での剪定作業は11月の予定ですが若干作業が早くなることもあ
ります。事前にお便りでお知らせ致します。
次回のお便りで、北大路住宅個人邸についての剪定などのアンケートをとろ
うかと考えています。
剪定だけでなく 樹木に関して お庭に関しての質問などがありましたらご
記入下さい。できるだけみなさんの意見を聞いて、こちらも専門家としてアド
バイスができればと考えています。

暑中お見舞い申し上げます

暑中お見舞い申し上げます。
例年の酷暑とまではいかないにしろこれから毎日暑い日が続きます。
エルニーニョ現象で、今年の夏は例年並みか少し低いようです。東
北では、雨が多くて米の収穫が気になるところです。米はやはりある
程度の日照りがないと実の付き方が悪くなります。衛生害虫いわゆる
害虫の発生は、薬で抑えることは可能になってきていますが日照りだ
けは人の手ではどうしようもありません。
最近読んだ 「害虫の誕生」筑摩書房 の中でその昔、害虫が出た
ら、お札をたて除去しようとしたそうです。それで害虫が減ることは
ないのですが。農民の中で、害虫を人の手で除去するという発想がな
かったというからおもしろいものです。今では、部屋に蚊や蠅がいる
家庭は少なくなりました。これも人が薬ScreenShot011.bmpなどで除去している、衛生面で清潔にな
っているということなのですが。その昔
ゴキブリはコガネムシといわれていて、
お金持ちの家にしかいなかったそうです。
童謡「こがねむしはかねもちだ」の歌詞
はそのことを歌っていると言われていま
す。今では、ゴキブリはどの家庭にもいます。逆にいない家庭は、薬
や建築の時に防虫効果のある資材を使っているということで、いない
ことがお金持ちかもしれません。時代の変化なのかもしれません。害
虫はいわゆる農業に対しての 生産が落ちるので使うことになった、
生きるための手段だったのかもしれませんが。これだけ薬品で害虫を
減らしているとある日、目を覚ましたら、自分たちのまわりに、害虫
だけではない、他の昆虫もいなくなるといScreenShot012.bmpうことにならないか警告をならしたのが
「沈黙の春」という本に書かれています。
ミツバチがいなくなると植物の受粉がで
きなくなり、野菜ができません。植物は生
産者ですから、植物が生産できないと人は
空気からものをつくることができないの
でのたれ死にます。「害虫」「害虫」と逃
げ回らず、害虫も一つの命としてみてあげたいものです。身近な生き
ものが生活している世界は、私たちも生活する為の心地よい世界なの
だと考えたいものです。しかし害虫で、イラガやチャドクガがいると
やはり駆除してしまうのは、人間が未熟ということかもしれません。

7月に入り 夏本番になりました

7月に入り 夏本番になりました。しかし 今年は例年に比べて
気温が上昇しません。外仕事をしているものにとってはありがたいこ
とですが、冷夏となると米の収穫が気になるところです。
個人邸の剪定も終わりました。ありがとうございました。北大路住
宅は、個人邸もほどよく 樹木が配置されています。またコモンの中
に入ると 気温が随分違うのに驚かされます。樹木は、生きています
から 葉っぱを茂らせて 蒸散作用をしています。その時 気化熱を
奪うことで まわりの温度を下げてくれます。自然のクーラのような
ものです。都会のオアシスかもしれません。
ScreenShot009.bmp前回アジサイのことをすこし書きま
したが 春から初夏に咲く樹木の手入
れは この7月の半ばが一番大事にな
ってきます。花の時期が終わったものは
この時期に切り込まないと来年の花を
楽しめなくなります。春から初夏にかけ
て咲く樹木はそのほとんどが 秋に
花芽を枝先につけます、ですから 樹形
を整える剪定は今に時期が最適です。是非 サツキ ツツジ アジサ
イ ドンダンツツジなどは7月半ばまでに刈り込んで下さい。
今年は チャドクガの発生はやはり少なくてすみそうです。今のと
ころコモンの中のツバキ サザンカにはついていませんでした。ただ
安心するのは早いです。このチャドクガは年2回発生します。秋です。
夏の盛りを超えた頃に発生しますので、気をつけて下さい。
今年の生きものの動きは少し早いようです。アブラゼミが7月3日
クマゼミが4日に鳴いていました。例年でScreenShot010.bmpすと7月半ば頃です。サツキなども早かっ
たようです。しかし チャドクガの発生は
遅れています。生きものの動きはカレンダ
ー通りではないということなのかもしれま
せん。人が勝手に決めた季節で生きものは
動いているのでなく 各自が自分の都合で
動いているのだと思います。自然は計算で
きなく 奥深いもので たぶん人の次元とは違うところにあるのかも
しれません。
自然相手の仕事をしていると つくづく考えさせられます。
写真はモリアオガエルの卵塊 とゴマダラカミキリ

梅雨真っ盛り

梅雨真っ盛り、といっても今年は雨が少なく仕事の予定は立てやすい
のです。しかし雨の時期に 雨がないとやはり困ります。お米や 野
菜等の露地物は 天から降って来る雨がないと育ちません。私の倉庫
に毎年 モリアオガエルが卵を産むのですが 今年は雨が少なく 卵
塊が干からびています。
梅雨といえばアジサイ クチナシ キンシバイ 里山ではササユリ
などが代表です。アジサイ以外はどれも 雨の時期に咲くからなのか
香りがきついものです。クチナシやササユリの香りを嗅ぐと 子ども
の頃の記憶がよみがえるのは私だけではないと思います。
アジサイは水切りが悪いので切り花には向きませんが地上の水分の
多いこの時期に花を咲かせます。アジサイの花は小さくてみなさんが
花だと思っているのは実は装飾花といわれるもので その下に小さな
花が隠れています。一度のぞいてみてください。
アジサイの葉や根には毒があります。数年前に 料亭で出されたア
ジサイのつまを食べた人が中毒になった話がありました。
アジサイに限らず 植物のそのほとんどが毒をもっています。それ
は、植物は移動できないのでやってくる昆虫から、身を守るためです。
昆虫も巧くできているもので、食べても死なないものがいます。それ
が蝶々でしたら食草といわれるもので 蝶の幼虫はそのほとんどが食
べる草を決めています。北大路住宅のように植物が多様にあるところ
には 昆虫それぞれ食べるものが沢山種類があるので、昆虫が多様に
いるということになります。植物の多様性は 生きものの多様性にも
つながります。植物の毒で誤解しないで頂きたいのは、人が死に至る
までのものではないものがほとんどです。(食べ過ぎない限り)。
今年は 花が早く咲き 毛虫や昆虫の出が遅れています。昨年は3
月にはチャドクガはでていました。今年は6月になってちらほら出始
めています。消毒の日程は、下記の予定で行いたいと思います。

北大路住宅 コモン 共有地 高中木の薬剤散布
日程 7月1日(水)午前9時から12時頃まで
散布薬剤 トレボン乳剤 2000倍
注意 2階までの窓 洗濯物は取りこんでください。
個人邸の薬剤散布も同じ時にします。お声をかけてください。
雨天の場合は順延します。

今年の5月は大変な月でした

今年の5月は大変な月でした。豚インフルエンザのおかげで 人が
外に出る回数が減り 京都の観光が激減したいるようです。
6月は日本の2番目の夏 梅雨に入ります。じめじめするのはいや
ですが 湿気が多いと菌の動きは弱いようで、 室温は20~22℃、湿
度は30~40%を目安にするといいそうです。
インフルエンザにとって湿度高い方がいいのですが 樹木にとっては
カビなどの発生 毛虫など 少し気持ち悪い生きものの活動が活発に
なります。しかし今年は 除湿よりは湿度調整が大切なのかもしれま
せん。
団地内の樹木が少し落ち着き始めてきています。
春の花ものは 咲き終わりました。これからは アジサイ アベリア
ヤマボウシ エゴ クチナシなどに変わります。
剪定の基準は花が終われば切る 実を取れば切るといわれています。
今回の団地内の剪定は 主に 春に花が咲いたもの 生け垣 灌木が
中心になります。
今年も危険な生きものが団地内に訪れています。樹木がたくさんあ
るということは、生きものがそれに訪れるということでもあります
もちろん 蝶やトンボなど 心がほっとする生きものもいますがそれ
とは逆に 危険な生きものもいます。それは 毛虫であったり 蜂で
あったりします。毛虫も本来は そのほとんどは刺すことはしません。
一部の刺すものがいるおかげで 毛虫=刺す=危険とう考えに結びつ
きがちです。団地内で危険で刺す毛虫はチャドクガぐらいのものです。
チャドクガは サザンカ ツバキのチャ科にきます。気をつけてくだ
さい。それともう一つ危険なのは スズメバチ アシナガバチです。
これは昨年も数個発見して除去しました。春先の巣はまだ小さいので
私たちでも除去することはできます。早いめに発見したいと思います。

団地の剪定作業を始めたいと考えています。
作業の予定は下記の通りになります。ご協力をお願い致します。
5月29日から30日 コモン及び緑地帯除草
6月1日から6日 コモン及び緑地帯剪定作業
個人邸の見積を致します。作業中にお声をおかけください。
電話 090-3896-7694 小泉 造園まで
薬剤散布につきましては 後日 連絡致します。

「目に青葉山ホトトギス初鰹」

「目に青葉山ホトトギス初鰹」初夏が訪れました。季節の上で一番
気持ちがいい 外出するにも 暑くなくScreenShot006.bmp寒くなく すがすがしい季節 それが初
夏です。生きものも 一斉に動き出し
山に囲まれた京都では 山が一番動き出
す時でもあります。もえぎ色といわれる
落葉樹も芽吹きの季節 それに合わせて
夏鳥が訪れました。その夏鳥のえさとな
る昆虫たちも越冬から目覚めたもの さ
なぎからかえったもの 日に日に 生きものの息吹を感じます。団地
の中も 日に日に変わります。ケヤキの芽吹きが落ち着いたら クス
ノキや カシの木などの常緑樹が新芽を出しながら 古葉を落として
います。もうすぐ 山のシイの木に花が咲き 東山 北山が黄色くな
ります。
団地内の 樹木にも残念ながら 生きものの息吹が訪れ 毛虫は発
生です。今時の毛虫は それほど毒性のきついものはありませんが
ScreenShot007.bmpツバキ サザンカにつく チャドクガという毛虫
には注意が必要です。またこの時期 スズメバチ
が飛び出します。今の時期のスズメバチは昨年秋
に 巣からでた 女王バチです。今から巣作りを
始めます。蜂は雌が刺すので 女王バチも針をも
っています。しかし むやみにこちらから攻撃を
しない限り相手から刺すことはありません しかし 巣作りをはじめ
ると 困りますので 見つけたら 退治せずに どこにいるか確かめ
てください。小泉造園では 昨年も数個ScreenShot008.bmp退治していますので お任せください。
(ちいさいうちにですが)。
今年度も 団地内に入るのは 6月に
なってからになる予定です。時期的に
毛虫が発生する頃ですので 少し早まる
かもしれません。おって連絡します。
また 個人邸の剪定作業も 随時引き
受けさせて頂きますので。作業中 もしくは 私の携帯に連絡頂けれ
ば お見積もりに伺います。
右上 エノキのヤドリギ 左上 カスミサンショウウオの卵塊 右下 関西タンポポとベニシジミ

暖かい日が続いたかと思えば

暖かい日が続いたかと思えば 冬の寒さに逆戻り、三寒四温というに
は、あまりにも寒い日が続きます。みなさんおかわりございませんか 今
年度も管理を受け持たせて頂くことになりました。小泉造園です。
サクラが例年より早く咲きましたが、この数日の寒さで見頃が四月上旬
になりそうです。関西方面ではやはり入学式の写真にはバックにサクラは
欠かせないものかもしれません。
ウメの花が終わり ユキヤナギが名前の通りに雪をかぶった様に垂れ
下がりました。レンギョウの黄色が目立つようになってきました。コブシ
の花が咲き モクレン シモクレン ケヤキの枝先も少しずつ緑が吹き
出しています。ツバキもまだ咲いていて、ちょうど季節の狭間でたくさん
の花が見られます。
住宅内の樹木は例年同じサイクルで動き出します。身近にたくさんの命
の開花が見られるということは、ありがたいもScreenShot004.bmpのです。
都市空間にいながら これだけたくさんの樹
木が植わっているのは、いろんな意味で贅沢か
もしれません。個人の家ではこれだけの樹木を
鑑賞することはできません。
季節で変わる樹木、それに関わるひとの関係、
子どもたちにはこの身近な自然が大事なのかもしれません。大人の中には
本来の自然や二次的な自然を知っている方が多くいらっしゃると思いま
すが今の時代はその自然には行きにくい状態があります。といって自然が
ないわけではないと思います。今ある、身近な自然を子どもたちに感じさ
せることが、大人になった時に違って来るのではないかと思います。小学
館から出ている本で「むし撮る子だけが生き残る」というものがあります。
ScreenShot005.bmp子どもの時にいかに生きものと接する時間があるか
ないかでこどもは変わるというのです。住宅の樹木
花 それは観賞用だけではなく 季節を感じる 身
近な命を感じる空間かもしれません。
本年度もよろしくお願い致します。
団地に入るのは昨年と同じように6月になります。
写真は越冬中の 「ノホンカナヘビ」「ツマグロヒョウモンチョウ」です

暖かい日が続いたかと思えば

暖かい日が続いたかと思えば 本来の冬の寒さになったり 天候が週
ごとで変わる ややこしい今年の冬です。みなさん おかわりございませ
んか。 関西では、奈良の東大寺二月堂のお水取りが終わるまではまだ気
ScreenShot002.bmpが抜けません。また比良八講荒れじまいが滋賀県
では有名なところです。これは自然現象で、3月
末に比良山系の雪の寒い空気が 琵琶湖に降り
ることだそうです。比良山系から降りてくるのは
風だけではなく 雪解け水も流れ、琵琶湖の水を
入れ替えるそうです。自然の力は偉大なものです。
まだ 寒さが続きますが、春は確かにそこまで来
ています。2 月14 日には ウグイスの初鳴きを聞きました。ツバメは18
日に鴨川(五条付近)の上空を飛んでいるのを確認しています。昨年の資
料をみると ツバメは3 月25 日に同じ鴨川で見ています。ヒバリはそれ
より早く2 月28 日にさえずりを聞いています。昨年最後にツバメを見た
のは9 月17 日でした。夏のセミは7月3日にニイニイゼミを聞いていま
す。最後に聞いたのは9 月20 日です。ツクツクボウシを初聞いたのは8
月6 日でした。(毎年初見 発聞 終見 終聞を記録しています。)
自然が私たちの子どもだった頃に比べると比較にならないぐらい少な
くなったのは間違いありません。しかし少なくなったからといって身近か
な生きものの種類はそれほど減ってはいません、確かに数は少なくなりま
したが初夏にツバメは飛びますし夏にはセミも鳴きます。少なくなったの
は身近な自然の変化に気づくことが 忙しさのあまりなくなったからで
はないかと思います。身近な生きものは、私たちが暮らしている近くにい
ます。すこし耳を傾けたり、咲いている樹木の変化に気づくことが、季節
を感じることにつながることではないかと思います。私はこんな仕事をし
ていますから、ついつい 樹木や生きものの動き
が気になります。
梅の開花を初見でみたのは1 月15 日でしたScreenShot003.bmpサンシュウが少し黄色くなり始めています。ツバ
キは 今が旬と大きな花を咲かせて鳥の来るのを
待っています。ビワも、虫のいない時期に咲かせ
ています。ケヤキ ユキヤナギの枝先の新芽は少しづつふくらみ始めて,
来るべき春を待ちこがれています。クスノキについている アオスジアゲ
ハの幼虫の色が少しずつ変わってきました。中で春を感じているようです。
生きものが動き出す春 命が生まれる春はもう少しでやってきます。
写真 アカガエルの卵 オオイヌノフグリ

寒中お見舞い申し上げます

寒い日が続きますが みなさんおかわりないことと思います。
年越し 正月 小寒 七草 鏡開き 成人式と進んでいき、一月は「行く」と
はうまくいったものです。気がつけば、一月も半分は過ぎています。この時期
から 本格的な寒さがやってきます。樹木は何をしているかと言えば、過ぎ去
る寒さに耐えています。と言いたいとこですが、そうではありません。節分 立
ScreenShot001.bmp春に向かい春の芽吹きの準備をしています。年明けに樹
木をごらんになりたか。まだのかたは是非みてください。
日に日に春の芽がふくらんできています。樹木はじっと
はしていないのです。川端通りの ユキヤナギは 秋の
剪定はしていません。葉がすっかり落ちていて、芽がふ
くらんでいるのがわかるかと思います。今年の川端通り
は、真っ白になることと思います。花はやはり咲いて花
らしく ただ緑ではないと言うことです。
ユキヤナギが咲く頃はサクラも咲き始めます。実はサ
クラの開花予報には、温度と深い関係があるのです。一日の平均が5℃前後の日
が10 日ほど続くと開花スイッチが入るようです(4度以下が5日という説もあ
ります)。それから気温が0℃だと0.20 日 5℃で0.34 日 10℃で0.59 日 15℃で
1 日20℃で1.66 日という計算で合計が20 日すぎればいよいよ開花ということ
です。サクラが一斉に咲くのはこのような作用があるからだと言われています。
きれいな花を咲かせるには寒さに耐えてこそ人を感動させるまでの花を咲かせ
るのだと思います。人も同じかもしれませんね。
2月のはじめに樹木でしておかなくてはならない作業があります、寒肥です、
樹木は基本的には水と土と太陽があればいいのですが、三大要素と言われるも
のが必要になってきます。窒素(N)燐(K)カリウム(P)です。主に窒素
は葉っぱの肥料 燐は実とか花 カリウムは根に効くものだと言われていま
す。一月の終わりから2月のはじめの時期に 樹木の小枝の先の地面あたりに
有機肥料の場合は多めに入れてください。じっくり一年かけて効いてきます。
窒素は主に油かすなど 燐は骨粉です カリは灰に多く含まれます。肥料を買
うときは NKPの配合に注意して買って頂くといいかと思います。
樹木の菌をやっつけよう 葉がない時期は 樹木の菌をやっつける時期でも
あります。さび病 うどん粉病 黒星病 赤星病などの菌類はこの時期に退治
しておきましょう。薬は 石灰硫黄合剤 マシン油などがいいと思います。
本年も よろしくお願い致します。

12月の上旬

12月の上旬が一年でお天道様が一番早く西に落ちる時期でもあります、夜
の長さは冬至の頃が一番長いのですが日が落ちるのは12月はじめだそうです
だんだん気ぜわしくなって来ました。みなさんおかわりございませんか。
サザンカが花の少ない初冬の京都を演出してくれています。落葉シーズン
に入って来ました。季節で姿を変える団地の樹木は生きているんだと感じさせ
てくれます。紅葉そして落葉と毎年同じことの繰り返しですが、自然のすばら
しさだと感じています。
12月から花の数は極端に少なくなります。花は種子を残すために咲かすの
であって、本来は人が見て楽しむためではありません。子孫を残すのが第一の
目的です。媒介に昆虫や風などを利用します。昆虫がいなくなったこの初冬に
は花は少なくなります。しかし、生きものはうまくできていて、この花のない
時期に咲かす花があります。ビワの花です。ビワの花は12月から1月に咲き
ます。では誰に花粉を運んでもらうのかというと、鳥です。野鳥は冬場に山の
食物が少なくなると平野に降りてきます。そこで、ビワの花を見つけて密を吸
います。だからビワの花は美しさではなく、鳥がつついても丈夫な形をしてい
ます。それと同じものが、団地に多くあるツバキです。ツバキは花ごと落ちる
のは、鳥につつかれても丈夫な構造になっているからです。春から秋にチャド
クガの被害にあったけれど、けなげに咲くツバキの花は、冬の鳥たちの大切な
食料でもあります。
足下を見ると、草花も早くも春の花が小さく確認できます。野の草ですが、
これらの春の草花は、おもしろいことに一度冬の寒さに当たらないと芽が開花
しないものが多くあります。
寒い冬を迎えますが、秋の紅葉を見た目線を少し下げて、春の草花を探してみ
るのも、冬ならではの楽しみかもしれません。
聴覚は、鳥の地鳴きを楽しんでもみるのもいいかもしれません。
仕事をしていて、かえるが、木に刺さっているのがありました。「モズのは
ScreenShot06.bmpやにえ」です。冬の貯食行動だといわれています。リス
がドングリを隠す行為と同じでScreenShot07.bmpす。では、右はなんでしょうか?
枯れた樹木にとげのようにささ
くれています。これは、蝉の産卵後です。この中に一
つずつ卵が入っていて、春に、あの蝉の幼虫が出てき
て、7年間土の中で暮らします。出てきているところ
は残念ながら私はまだ観たことがありません。どなた
か観た方がいらっしゃったら教えてください。

立冬が過ぎ

立冬が過ぎ、京都は、晩秋の装いを、演出してくれています。
みなさん おかわりございませんか。北大路住宅の剪定作業も、今週中に
は終了する予定です。ありがとうございました。今年初めて管理を受け持
たせて頂き、ここの住宅の環境の良さを感じているところです。植物(樹
木)の種類は約40種類あります。個人邸を含めるとその倍近くはあるか
と思います。北大路住宅は、屋根も低く、空がよく見え、コモンの中の樹
木も管理されているので、30年ぐらい前に作られたとは思えない環境共
生型住宅だと思います。最近では大手の住宅メーカーが5本の木というこ
とで、生きものとの共生をうたい文句に住宅を建てていますが、この住宅
は、その考えのなかった時代に建てられた先駆的な建物だと思います。そ
の植物が、それぞれ年月を重ねて、風格を持ち始めています。造園管理を
する中で、大切なことは、樹木を大きくしてはだめで、いかにその場所で
それぞれの樹木の良さを引き出し、少しでも風格を持たせることが大事だ
と言われています。また植物の多様性が生物の多様性を生み出し、人も他
の生きものも住みやすい環境を作り出してくれると思います、小泉造園は
そのような考えで管理させて頂いています。
鴨川にユリカモメが15日(私の初見)にやってきました。今でこそ冬
には高野川に鴨がいて、ユリカモメがいて、地域の人たちが憩いの場とな
っています。高野川の環境が豊かになり、たくさんの生きものが暮らして
いけるものに変わったからだと思います。身近に生きものが増えるのはう
れしいことです。今では、カワウも年中住処としていScreenShot05.bmpるようですが、カワウがなぜ来たのかは本当の理由はわかりません。もしかしたら、カワウが増えすぎて、こちらに逃れてきたのか?(カワウの被害は環境破壊だとも言われています)生きものは(樹木も含む)環境の変化に敏感です。だからこそ、身近に生きものがいてその変化に気づくのが大切だと思います。北大路住宅内で、変わった生きものを見つけました。
それは、ソテツシジミの幼虫です。ソテツシジミは本来沖縄以南の蝶で、こ
のような本州にいることは非常に珍しいことです、2年ほど前に宝塚で見
つかったという話を聞いたことがありました。今年の春には伏見でも確認
されています。この生きものがどのようなルートで来たのか私にはかわり
ません。地球温暖化なのか、人的なものか。前者でないことを祈ります。

個人住宅の管理について、集金は22日(土)伺います。
また、庭のことで相談等(無料)は随時お伺い致します。

朝夕が涼しくなり すごしやすくなってきました

朝夕が涼しくなり すごしやすくなってきました。昼との温度差が出て
くると体調をくずしやすくなります。気をつけたいものです。
今月中旬より秋の剪定作業に入っています。コモンとまわりの灌木(春
に咲くもの以外)松 ケヤキの剪定を行っています。
秋は紅葉(黄葉)のシーズンです。紅葉はご存じのように 樹木が休眠
状態になるときに、葉を落とす前に枝との間に層ができ、葉で作られた糖
分等が移動できなくなり、葉に残ったアントシアニンやタンニンが日光の
影響で色づくといわれています。
近頃は科学で何でも理解できてしまいます、秋の紅葉を観て、そんな難
しい話をしても何も伝わりません、紅葉美しい、間近にきている冬のこと
を感じたり 秋の風情としてとらえることができることの方が、私は大事
なことだと感じています。せっかく環境のいい、季節を感じられるところ
で暮らしているのですから。
秋はもう一つの楽しみの時期でもあります。野鳥が身近に感じられる季
節の到来です。鴨川には11月半ばにはユリカモメを始め多くの水鳥がや
ってきます。30年前には、ユリカモメも鴨も高野川にはいませんでした。
野の鳥も身近にやってきてくれます。シジュウカラ エナガ メジロなど
混群が秋には移動してきます。時にはコゲラというキツツキの仲間も入っ
ていることも珍しくないでしょう。先日仕事をしていたらモズが鳴いてい
ました。「モズの高鳴き75日」ということを思い出しました。モズが高
鳴きを始めると75日めには霜がふるといわれています。まだ、人が生き
ものと共生してきた時代の話ですが、生きものから季節を教えてもらうと
いうことは、今の私たちにはなかなか巡り合わせがないようです。気象庁
が科学的に出す情報だけで、暮らしている時代には、こんなこともある意
味必要なことかもしれません。

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 シジュウカラ     エナガ       コゲラ      メジロ

個人邸の剪定も随時引き受けますので、仕事中でもかまいませんのでお声
をおかけください。
連絡先は次の通りです。090-3896-7694
小泉 造園 代表 小泉 昭男

秋も少しづつ深まりつつあるようです

秋も少しづつ深まりつつあるようです。皆さんお変わりございませんか。
小泉造園です。今年度から、北大路住宅の樹木管理作業を受け持たせてい
ただいています。 梅雨頃に一度管理に入りました。今回は二回目の管理
作業のお知らせです。
樹木を管理するうえで一番気をつけていることが小泉造園にはありま
す。以前にもお伝えしましたが、「季節を感じるための管理」です。住宅
内の樹木は、緑化だけではないということです。花や、実が付き、季節の
移り変わりが感じられる管理を目指しています。落葉も樹木にとっては、
冬に向けての大切な準備です、本来の樹木の落葉は、その葉の栄養を土に
返し、豊かな土を作り、そして、樹木がその栄養をもらうという循環のひ
とつです。しかし、住宅内の樹木の葉がすべて落ちると、これとは違う問
題が出てきます。ゴミ問題です。そこで、小泉造園は、葉を季節が感じら
れる程度残しています。大量のゴミが残る程度ではありません。樹木の根
元に残る程度の葉は残し、樹木の最低の栄養は残し、紅葉(黄葉)も楽し
みたいと考えています。
花をつけるコツ(剪定をしない樹種があります)
樹木も花が咲くものは、やはり花が咲いてその木の魅力が出ます。しかし、
剪定方法を間違えれば、花芽を摘んでしまうこともあります。そのミスを
おかさないコツは、花は終われば切るということです、春に花が咲くもの
は、その前の秋に芽をつけます。秋に切ると花芽を落とします。秋に花を
つけるものは、夏に切ると花芽を落とします。これを間違えなければ季節
の花が楽しめます。花のつける場所にも気をつけて切ることも大事なポイ
ントです。
今回の管理は 9月の中旬ごろに、除草作業に入ります。剪定作業は1
0月中旬ごろ(葉が落ちる前)に始めたいと考えています。
テレビ 新聞等で、ご存知の方もおられると思いますが、秋はチャドクガ
の発生が予想されます。部分防除ですが薬剤散布も行います。
個人宅の剪定も、引き受けますので、管理作業中にまたは お電話いた
だければ、伺い見積もりを取りたいと思います。

管理作業日程(予定)
9月中旬頃 除草 薬剤散布(ツバキ・サザンカ)
10月中旬 コモン管理作業・ほか
随時個人庭の管理もお引き受ます。
連絡先 小泉 造園 090-3896-7694

北大路住宅のみなさんお元気ですか

6月のコモン及び周辺の剪定作業は終了しました。まだ、個人邸で
剪定作業がまだのところがありますが、早急に仕上げたいと考えて
います。 今回の剪定作業は、主に灌木を中心に行いました。ユキ
ヤナギ アベリア サツキ ツツジ 中木として、サザンカ ツバ
キも行いました。住宅の方々の庭も剪定していますが、樹木を切る
ときのポイントとして、花ものは花が終わってから、実ものは実を
とってからといわれています。今回の剪定樹木は、春に花を咲かせ
たものが中心です。これらは、梅雨明けまでに剪定作業を終了する
と、夏芽がたくさん吹き出し、その先に秋にはたくさんの花芽をつ
けることになります。キンモクセイなどの秋咲きのものは、春の延
びた枝に秋に花を咲かすので、今は切れません。他に、実もので2
年目の枝に花をつける、梅 アンズ などは、切る詰めると花も実
も付きませんから気をつけてください。
蜂に注意 コモンなどでアシナガバチ 通路でキイロスズメバチ
が発生していました。どちらも除去しています。気をつけてくださ
い。
高木の薬剤散布は 梅雨明け前後に行います。後日お知らせします。

北大路住宅のみなさんお世話になっています

北大路住宅のみなさんお世話になっています。小泉造園です。
6月10日より 消毒 剪定(灌木)除草作業を行っています。
北大路住宅の植栽されている植物は、種類的にはとても多くの植物
が植栽されています。コモンによってそれぞれ特色を持たせてあり、
その空間に入ると、都会の中にいながら、別の空間(森 林)に迷
い込んだ感じになります。風も通り 陽もさす空間は 都会のオア
シスかもしれません。しかし、ツバキ サザンカに来る チャドク
ガという毛虫が異常に発生しています。薬剤散布で駆除はしました
が、チャドクガの毒は、毛虫本体からのものもありますが、刺され
るのが多いのは、脱皮がらです。葉っぱなどに付着してそれが風で
とび、肌に触れることで起こります。雨などで落ちればいいのです
が、嫌らしいことに、脱皮がらは葉の裏側につくことが多くありま
す。 コモンにお入りになるときは、肌の弱い方は、長袖を着た方
がいいかもしれません。プリペットにつく毛虫は ハグロハババチ
です。この蜂は刺しませんが、毛虫も刺しませんが産卵管はあるの
で気をつけてください。

剪定作業日 6月18日から20日まで行います
個人宅の順次受け付けています。 090-3896-7694

北大路住宅のみなさん初めまして

北大路住宅のみなさん初めまして 小泉造園といいます。
今年度 管理作業をうけもたせて頂くことになりました。 よろしくお願い
します。6月は、チャドクガが異常発生していますので、サザンカ ツバキを
中心に散布致します。(チャドクガは、刺されますと、全身に発疹します)

6月の作業日程(予定) 及び 薬剤散布のお知らせ
薬剤散布日時  6月10日(火)朝9時頃~12時頃
薬剤散布場所  コモングリーン 6ヶ所
使用薬剤     トレボン乳液 2000倍
注意事項 ペット 洗濯物等は、室内に入れてください。
窓などは、必ず締めてください。
雨天の場合は順延します

剪定作業について(予定)
6月10日(火)~13日(金)(雨天順延)
時間 朝8時半から5時まで行います。
剪定内容 主に灌木が中心になります。
アベリア ユキヤナギ サツキ ツツジ 他
個人宅の剪定も随時お引き受け致します。

見積もり等は、個別に対応させて頂きます。随時お声をおかけくだ
さい。お留守の場合は、電話で対応させて頂きます。後日ご自宅に
伺います。 小泉 造園 090-3896-7694