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暑さ 寒さも彼岸まで

2011年10月16日 23:49

暑さ 寒さも彼岸まで
昔の人はよく考えたもので 暑かった夏も、秋のScreenShot036.bmp彼岸を過ぎら頃より本当にすごしやすくなって来
ました。季節の移り変わりを身近な生きものから感
じようと例年セミが最後に鳴いたのを記録してい
ます。07年は9月19日(ミンミンゼミ)08年
は20日(ツクツクボウシ ミンミンゼミ)09年
は26日 (ミンミンゼミ)で、今年は25日(ツ
クツクボウシ)でしたから、生きもの側からはそれ
ほど変化はないようです。
秋の訪れを感じるモズの高鳴き
昨年は9月25日 今年は9月14日でした。このモズの高鳴きは、夏の
間山に帰っていたモズが、冬の食べ物を探しに里に下りてきて、昆虫など
ScreenShot037.bmpを木に刺す、貯食という行動がみられるもので、
高鳴きが始まれば75日目に霜が降るといわれて
いて、農耕民族ならではの昔からの言い伝えの事
です。畑や田圃が近くにあるとモズはたいていい
ますから、耳を澄ましてキイキイキイ チキチキ
チキという甲高い声を聞いてみてください。 モ
ズ以外にも、秋になると鳥たちにも大きな変化が
みられます。シジュカラ エナガ メジロ コゲ
ラなどが冬の間 食べ物を探しに混群という形を
つくり 里に下りてきます。メジロなどはその時
に春の新居をどこにするかを探し始めていますで
すから 巣箱などを設置するのは遅くても11月頃には仕掛けた方が春
の巣作りに役立つと云うことになります。機会があれば是非みなさんと一
緒につくってみたいものです。
ヒガンバナ(曼珠沙華)は毎年お彼岸の頃に必ず咲く花です。小さいときにこの
花で花の首飾りをつくったかたもおられると思います。この花も農耕民族の百姓
が、田圃の畦に植えたもので、凶作の時にこの根っこの毒だしをして食べたと云
われています。この花は少し卑怯な花で、夏の間畦の草刈り時は眠っていて、雑
草が消える秋に、ここにいるぞと自己主張の様な花を咲かせそのまま冬の日差し
を独り占めして春 他の花が芽吹く頃にまた眠りに入ります。
近頃 ピンクや白(アルビノ)などの園芸品種も出ていますが、やはり真っ赤
に燃えるようなヒガンバナがいいと思います。
10月の半ばに個人邸の剪定アンケートをとります。 写真はハヤニエ 曼珠沙華