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風薫る5月になりました

2012年9月22日 22:49

 風薫る5月になりました。今年は急に初夏がきたような気がします。体調管理が難しいこのごろです。クスノキが葉を落とし新しい芽を出し始めています。京都三山の樹木が萌葱色になりました。この色は5月上旬だけのもので、命の芽吹きのきれいさと暖かさを運んでくれます。待ち遠しかったサクラの開花はあっという間に葉桜に変わり、日差しが日に日にまぶしくなっています。
 生きものが動き始めています

ScreenShot063.png田圃には5月上旬に早手の苗が植えられるため「しろかき」始まりました。水が入ればそれを待ってたかのようにアマガエルが鳴き始めました。小川にはメダカやザリガニが動き始めそれをめがけて子どもたちが集まってきました、雑草のなかで、カラスノエンドウが大きくなり始めています。子どものときに笛にしてあそんだ方もおられると思います。しかしこのマメは5月中頃には黒くなり笛は出来ません。ほんの2週間ぐらいしかあそべないのです。コンピューターゲームはいつでもあそべますがこれは期限付きです。小さい時に野原であそんだ記憶は今も鮮明に残っています。子どもたちに初夏の草花遊びをしてほしいと思います。

 芽吹きが始まると虫も飛びます
ツバメも虫を捕まえて、巣作りをはじめています。メジロも近くでさえずり始めています、団地内のもレンゲを植えてあるところがありたくさん花を付けています。探してみてください。ツツジのつぼみがふくらみ始め、アメリカハナミズキは満開です。人も温かくなると動き出します。そう考えると生きものはやはり同じなんだと思います。暖かくなることで動き出す。ところが反対に動きをやめるものも実はいます。冬の間私たちを楽しませてくれたスイセンは葉を落とし葉っぱが黄色くなり始めます。同じようにヒガンバナももうすぐ消えてしまいます。これらの生きものは他のものが動かないときに冬の太陽を独り占めしてみんなが動き出したら眠るという植物です。生きものはそれぞれ棲み分けをして自分ScreenShot064.pngの遺伝子を護っているようです。

 団地内の蜂
団地内にキイロスズメンバチ・アシナガバチが飛び始めています。これは年を越した女王蜂であることが多いです。今は巣作りを始める時期です、巣作りを始めたら危ないですから注意してください。決して捕まえたりしないようにし
てください。働き蜂ほど攻撃性はないですが雌ですから針を持っています。クマバチは攻撃性はありません。 写真はナミアゲハ モンシロチョウ