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暖かい日が続いたかと思えば

2011年10月16日 23:21

暖かい日が続いたかと思えば 本来の冬の寒さになったり 天候が週
ごとで変わる ややこしい今年の冬です。みなさん おかわりございませ
んか。 関西では、奈良の東大寺二月堂のお水取りが終わるまではまだ気
ScreenShot002.bmpが抜けません。また比良八講荒れじまいが滋賀県
では有名なところです。これは自然現象で、3月
末に比良山系の雪の寒い空気が 琵琶湖に降り
ることだそうです。比良山系から降りてくるのは
風だけではなく 雪解け水も流れ、琵琶湖の水を
入れ替えるそうです。自然の力は偉大なものです。
まだ 寒さが続きますが、春は確かにそこまで来
ています。2 月14 日には ウグイスの初鳴きを聞きました。ツバメは18
日に鴨川(五条付近)の上空を飛んでいるのを確認しています。昨年の資
料をみると ツバメは3 月25 日に同じ鴨川で見ています。ヒバリはそれ
より早く2 月28 日にさえずりを聞いています。昨年最後にツバメを見た
のは9 月17 日でした。夏のセミは7月3日にニイニイゼミを聞いていま
す。最後に聞いたのは9 月20 日です。ツクツクボウシを初聞いたのは8
月6 日でした。(毎年初見 発聞 終見 終聞を記録しています。)
自然が私たちの子どもだった頃に比べると比較にならないぐらい少な
くなったのは間違いありません。しかし少なくなったからといって身近か
な生きものの種類はそれほど減ってはいません、確かに数は少なくなりま
したが初夏にツバメは飛びますし夏にはセミも鳴きます。少なくなったの
は身近な自然の変化に気づくことが 忙しさのあまりなくなったからで
はないかと思います。身近な生きものは、私たちが暮らしている近くにい
ます。すこし耳を傾けたり、咲いている樹木の変化に気づくことが、季節
を感じることにつながることではないかと思います。私はこんな仕事をし
ていますから、ついつい 樹木や生きものの動き
が気になります。
梅の開花を初見でみたのは1 月15 日でしたScreenShot003.bmpサンシュウが少し黄色くなり始めています。ツバ
キは 今が旬と大きな花を咲かせて鳥の来るのを
待っています。ビワも、虫のいない時期に咲かせ
ています。ケヤキ ユキヤナギの枝先の新芽は少しづつふくらみ始めて,
来るべき春を待ちこがれています。クスノキについている アオスジアゲ
ハの幼虫の色が少しずつ変わってきました。中で春を感じているようです。
生きものが動き出す春 命が生まれる春はもう少しでやってきます。
写真 アカガエルの卵 オオイヌノフグリ