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寒中お見舞い申し上げます

2011年10月16日 23:20

寒い日が続きますが みなさんおかわりないことと思います。
年越し 正月 小寒 七草 鏡開き 成人式と進んでいき、一月は「行く」と
はうまくいったものです。気がつけば、一月も半分は過ぎています。この時期
から 本格的な寒さがやってきます。樹木は何をしているかと言えば、過ぎ去
る寒さに耐えています。と言いたいとこですが、そうではありません。節分 立
ScreenShot001.bmp春に向かい春の芽吹きの準備をしています。年明けに樹
木をごらんになりたか。まだのかたは是非みてください。
日に日に春の芽がふくらんできています。樹木はじっと
はしていないのです。川端通りの ユキヤナギは 秋の
剪定はしていません。葉がすっかり落ちていて、芽がふ
くらんでいるのがわかるかと思います。今年の川端通り
は、真っ白になることと思います。花はやはり咲いて花
らしく ただ緑ではないと言うことです。
ユキヤナギが咲く頃はサクラも咲き始めます。実はサ
クラの開花予報には、温度と深い関係があるのです。一日の平均が5℃前後の日
が10 日ほど続くと開花スイッチが入るようです(4度以下が5日という説もあ
ります)。それから気温が0℃だと0.20 日 5℃で0.34 日 10℃で0.59 日 15℃で
1 日20℃で1.66 日という計算で合計が20 日すぎればいよいよ開花ということ
です。サクラが一斉に咲くのはこのような作用があるからだと言われています。
きれいな花を咲かせるには寒さに耐えてこそ人を感動させるまでの花を咲かせ
るのだと思います。人も同じかもしれませんね。
2月のはじめに樹木でしておかなくてはならない作業があります、寒肥です、
樹木は基本的には水と土と太陽があればいいのですが、三大要素と言われるも
のが必要になってきます。窒素(N)燐(K)カリウム(P)です。主に窒素
は葉っぱの肥料 燐は実とか花 カリウムは根に効くものだと言われていま
す。一月の終わりから2月のはじめの時期に 樹木の小枝の先の地面あたりに
有機肥料の場合は多めに入れてください。じっくり一年かけて効いてきます。
窒素は主に油かすなど 燐は骨粉です カリは灰に多く含まれます。肥料を買
うときは NKPの配合に注意して買って頂くといいかと思います。
樹木の菌をやっつけよう 葉がない時期は 樹木の菌をやっつける時期でも
あります。さび病 うどん粉病 黒星病 赤星病などの菌類はこの時期に退治
しておきましょう。薬は 石灰硫黄合剤 マシン油などがいいと思います。
本年も よろしくお願い致します。