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日に日に陽が沈む時間が早くなり

2011年10月17日 00:27

日に日に陽が沈む時間が早くなり あわただしくなってきました。
今年もいよいよ残すところ1ヶ月になりました。寒さが本格的になってき
ています。みなさんおかわりないことと思います。
団地内の剪定作業ですが 例年より少し遅れて入ったために コモン
の中・個人邸がまだできていません。(個人邸の受付は終了しました)
12月上旬まで作業はかかるかと思います。よろしくお願い致します。
冬の鳥たち
12月の寒さの中で咲いている花がありまScreenShot040.bmpす。サザンカとビワです。花は本来は人の観
賞用ではありません。自分の遺伝子を如何に
して残すのかという、生きものが本来もって
いる本能みたいなものです。その美しさに人
は魅せられるの田と思います。遺伝子を残す
ために欠かせないのが、種を作ってくれる媒
介する生きものです。春になると問題になる
杉・ヒノキなどは風媒花といわれて主に風が
ふいて花粉を運びます。春の風は心地よいものですが、花粉が飛び交いま
す。他のは主に虫媒花です。虫が花粉を運びます、春や秋に花を咲かせて、
昆虫に花粉を運んでもらいます。春に多くの花が咲いても実が付かないこ
ScreenShot041.bmpとがこのごろ問題になりますが、身近なところに花粉を運んでくれる昆虫
がいなくなったのかもしれません。
12月という時期、昆虫はほとんどいません。では誰が運ぶのかという
と鳥媒花です。鳥が花粉を運びます、ビワの花
のがくは、他の花には見られないほどがっしり
としています、それは、鳥がつついても落ちな
い構造になっています。このほかツバキなども
同じで、ツバキの花が花ごと落ちるのはがくが
しっかりしているからです。
12月に入り 一段と冷え込みが続くと山か
ら街中に鳥たちが下りてきます。写真のメジロはツバキやサザンカ ビワ
の花粉を嘴にいっぱいつけて飛び回っています。これらの鳥は冬の間混群
をつくり エナガ シジュウカラ コゲラ等と一緒に活動します。縄張り
は持ちません。一方繁殖期でもないのに縄張りを持つ鳥がいます。冬鳥の
代表ジョウビタキ(写真)です。この鳥の繁殖は日本ではしないのですが、
エサ場の確保で縄張りを持ちます。ですから一度見かけると必ず冬中その
場にとどまります。このほかにモズもエサ場の縄張りが有名です。