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残暑 お見舞い申し上げます

2011年10月16日 23:31

残暑 お見舞い申し上げます。
今年最後の夏が来ています。しかし今年は例年に比べて、秋の訪れが早いよう
です。大文字の送り火のあと、ずいぶん涼しくなりました。お陰で今年もクー
ラーなしですごせそうでしたが、9月に入り残暑がぶり返してきました。
梅雨明けが8月になってからということで、植物の日射時間が少なく、春に
花咲く樹木に大きな影響を与えているようです。春一番に気になるスギ花粉で
すが、私の思うところ例年より少なくてすみそうです。しかし 花粉症の方は
量ではなく 少しでも飛んでいたらアレルギーの反応がでるようで、関係ない
との事を聞いたことがあります。
今年の蝉はすこし早かったようです。クマゼミ アブラゼミなども一週間ほ
ど私の記録より早かったです。例年盆明けに、季節の変わり目を知らせてくれ
るツクツクボウシも8月のはじめには鳴いていました。
夏のキリギリスが、乾いた草原で夏を満喫していたかと思えば、盆明けには、
秋の夜長の主人公になろうとコオロギが鳴き始めました。秋風とコオロギの声
を聞くと、季節が移り変わっていくのが実感でます。
今年は毛虫が少なく助かりました。生きものの発生は、何がどのような影響
で増えたり減ったりするのかわかりませんが、ここ数年、サザンカ ツバキに
つくチャドクガの発生が異常で、泣かされされていただけに助かりました。
しかしサクラのシャチホコ蛾の幼虫が出始めています。この毛虫は刺しません
が、葉を全部食べてしましまいます。落ち葉の季節に落ち葉がないこともよく
あるのは、こいつの仕業です。
私たちは、生きものの動きとカレンダーをみて 早い遅いなどと言いますが、
本来は、生きものが主で考えるのがいいのかもしれません。桜守りの佐野藤右
衛門氏は、桜が早い遅いを決めるのでない、人の判断で決めているだけ 桜は
いつもの同じ時に咲いているといわれていたこと思い出します。
季節は巡りますしかし、カレンダー通りではないということです。人の作っ
た物差しで計ろうとすることができないのが自然なのかも知れません。
次回住宅内での剪定作業は11月の予定ですが若干作業が早くなることもあ
ります。事前にお便りでお知らせ致します。
次回のお便りで、北大路住宅個人邸についての剪定などのアンケートをとろ
うかと考えています。
剪定だけでなく 樹木に関して お庭に関しての質問などがありましたらご
記入下さい。できるだけみなさんの意見を聞いて、こちらも専門家としてアド
バイスができればと考えています。