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暑中お見舞い申し上げます

2011年10月16日 23:30

暑中お見舞い申し上げます。
例年の酷暑とまではいかないにしろこれから毎日暑い日が続きます。
エルニーニョ現象で、今年の夏は例年並みか少し低いようです。東
北では、雨が多くて米の収穫が気になるところです。米はやはりある
程度の日照りがないと実の付き方が悪くなります。衛生害虫いわゆる
害虫の発生は、薬で抑えることは可能になってきていますが日照りだ
けは人の手ではどうしようもありません。
最近読んだ 「害虫の誕生」筑摩書房 の中でその昔、害虫が出た
ら、お札をたて除去しようとしたそうです。それで害虫が減ることは
ないのですが。農民の中で、害虫を人の手で除去するという発想がな
かったというからおもしろいものです。今では、部屋に蚊や蠅がいる
家庭は少なくなりました。これも人が薬ScreenShot011.bmpなどで除去している、衛生面で清潔にな
っているということなのですが。その昔
ゴキブリはコガネムシといわれていて、
お金持ちの家にしかいなかったそうです。
童謡「こがねむしはかねもちだ」の歌詞
はそのことを歌っていると言われていま
す。今では、ゴキブリはどの家庭にもいます。逆にいない家庭は、薬
や建築の時に防虫効果のある資材を使っているということで、いない
ことがお金持ちかもしれません。時代の変化なのかもしれません。害
虫はいわゆる農業に対しての 生産が落ちるので使うことになった、
生きるための手段だったのかもしれませんが。これだけ薬品で害虫を
減らしているとある日、目を覚ましたら、自分たちのまわりに、害虫
だけではない、他の昆虫もいなくなるといScreenShot012.bmpうことにならないか警告をならしたのが
「沈黙の春」という本に書かれています。
ミツバチがいなくなると植物の受粉がで
きなくなり、野菜ができません。植物は生
産者ですから、植物が生産できないと人は
空気からものをつくることができないの
でのたれ死にます。「害虫」「害虫」と逃
げ回らず、害虫も一つの命としてみてあげたいものです。身近な生き
ものが生活している世界は、私たちも生活する為の心地よい世界なの
だと考えたいものです。しかし害虫で、イラガやチャドクガがいると
やはり駆除してしまうのは、人間が未熟ということかもしれません。