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三寒四温の日々が続きます

2011年10月16日 23:41

三寒四温の日々が続きますが、みなさんお変わりございませんか。今年度も団
地内の植栽管理を受け持たせて頂くことになりました。例年通りがんばります
のでよろしくご指導お願い致します。
3月雨が多くて11日も雨が降りました。昔の人はこの春の雨を「菜種梅雨」
という言葉で表しています。また「雨は花の父母」という言葉もあります。ま
さに雨が降らないと生きものは生きられないということでしょう。毎日の雨を
悔やむことよりも、この雨のおかげで植物が育ち、私たちの生活ができること
の喜びを持ちたいと思いますが、凡人の私にはそれはできません。
ScreenShot025.bmp3月のはじめにはモクレンやコブシの蕾が冬空
の天を刺すヤジリのように向いていましたが、
ほころび始めたかと思うとひらひらと花びらを
落としてしましました。まさしく「花の命はみ
じかきて」ですね。先月のおたよりで、ウグイ
スの初鳴きは例年より遅いと書きましたが。2
月24日に聞きました。またツバメは3月24
日御薗橋で確認しました。たぶんイワツバメだ
と思います。雨の中燕尾服を濡らしながら虫を追っかけていました。こうなる
といよいよ蝶が観たくなります。越冬したアゲハやモンシロチョウが飛び交う
姿が見たいものです。花は人が観るために咲いているのではありません。多く
の生きものの命を育むために咲いていると私は考えています。人もその花の美
しさを感じて、そこから、生きる力をいただいていると考えれば同じかもしれ
ません。春は生きものが動き出す、いのちが動き出す季節でもあります。
写真はユキヤナギとミツバツツジです。ユキヤナギは雪のように白く柳のよ
うに垂れ下がる枝が特徴で 灌木として多く植えられています。そこだけ雪を
かぶった様な景色になるのがすてきです。この仲間にコデマリ シモツケなど
があります。葉にはフタスジチョウ ホシミスジチョウが来ます。ミツバツツ
ジは関西では雑木林の中では春を告げる植物です。早春、まだ雑木林の樹木が
葉を落としている中、陽の当たるところで明るい紅紫色の花が美しいのが特徴
です。確実に春が近づいています。天気のよい日ScreenShot026.bmpには、鴨川や高野川を散策する季節かもしれませ
ん。
毎月 私のつたない文章を読んで頂き あり
がとうございます。これからもできる限り 緑化
だけではなく団地内の植栽に関わる 季節 五
感 生きもの 環境 植物の知識などを伝えて
行こうとおもいます。