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寒中お見舞い申し上げます

2011年10月16日 23:38

寒中お見舞い申し上げます。
コモンの中の樹木もすっかりふゆです。落葉樹は自分の分身である葉をすべて落とし
て これから訪れる寒さに耐えようとしています。常緑の葉の光沢さが 冬の日差し
を浴びて光って見えます。常緑の葉がこれほど目立つのはこScreenShot018.bmpの時期だけでこれも冬ならではの風景かも知れません。北大
路住宅は本当に身近に季節が感じられる配置に樹木が植え
られています。この考えは今の時代なら考えられますが、3
0年以上もまえに考えたということは、設計者の先駆性 自
然をいかに身近に感じるかをうまく調和された建物だと思
います。パソコン画面で北大路住宅を上空から見てみると
ほかの住宅とは全然違う風景はが飛び込んできます。 一度
チャンスがあれば 上空写真を見てみてください。
さて この時期寒さの中開いている花があります。ご存
知 ロウバイです。この花は クチナシやジンチョウゲのよ
うにほのかな香りを漂わせてくれます。寒い中なぜなくのでしょうか?同じように寒
い中咲いているのはサザンカやカンツバキです。ツバキはもう少し遅れます。その間
に咲くのが茶花で有名な ワビスケ(侘助です。日本人が作り出した侘びさびの庭園
に植えられます。日本人は寒い中でも寒さを美しいものと一緒ScreenShot019.bmpに観賞するのかも知れません。
樹木は冬の寒さに耐えようとしていると書きましたが 実
はそうではありません。冬至が過ぎたこれからは日の長さが長
くなります。実は樹木は日の長さを毎日計算しているというの
です。日が長くなると樹木は動き始めます。そのためによく見
てみると、樹木の梢が少し膨らみかけているのがわかります。
ケヤキなどの楡かだとよく観察できます。
寒い中でも樹木たちは 春が来るのを信じて、準備を始めてい
るようです。
1月から2月にかけては寒肥に時期です。北大路住宅は寒肥は入れせんが、個人
低で寒肥など入れられる方は、下記のことに注意して入れてください。
寒肥の入れる場所は 樹木の枝先をそのまま地面に落ちしたところに回りに3~
4箇所穴をあけてください。肥料は 窒素 燐酸 カリウムが三大肥料で窒素は主に
葉肥え 燐酸は実や花 カリウムは根肥えといわれています。
有機肥料では 窒素は油粕 燐酸は骨粉 カリウムは灰などです。
花や実がつくものにはリンを多めに 葉物は窒素を多めに入れてください。
本年もよろしくお願いいたします。