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北大路住宅のみなさん おかわりございませんか

2011年10月16日 23:37

北大路住宅のみなさん おかわりございませんか?小泉造園です。
公団内の秋の剪定は終了しました。個人邸でまだ少し残っていますが12月中
には伺います。
晩秋の訪れをみなさんはどのように感じますか。「高ScreenShot016.bmp野川の鴨が増えたら」「ユリカモメがやって来たら」「色
づく木々を見て」「冬鳥の到来を確認したら」「水を沸
かしてもなかなかお湯にならなくなった」「コオロギが
鳴かなくなったら」「雪虫(綿虫)が飛んだら」などい
ろいろな見方で晩秋 初冬を感じることができます。
できるだけ季節を感じるのは まわりの身近な自然か
ら感じることができるのはいいことだと思います。北
大路住宅を管理させて頂いて、コモンの中に入るとそ
こは都会のオアシスだと感じます。30年の年月をこ
えて コモングリーンは「季節を感じる窓」になって
います。この季節を感じる窓という言葉は 植物学者の伊佐氏が生前子どもた
ちにはこのような空間が大事だとよく話してくれていました。自然が少なくな
ったといわれる時代ですが、身近な自然はまだまだあります。「ひとがそれに気
がつくかどうか」だと思います。
北大路住宅内で朝仕事をしていると モズが鳴き エナガを中心にメジロ
シジュウカラ 等が訪れています。生け垣の中にはウグイスが地鳴きをしてい
ます。11月半ばには ジョウビタキも帰ってScreenShot017.bmpきて ツグミも鳴いています。自然に耳を傾け
ることができれば それはかなうことです。1
2月は寒くなり外にも出なくなりますが、少し
だけ外に出て自然に耳を傾けてみてはいかがで
しょうか。
先月秋の虫のことを少し書きましたが、最近読んだ本
の中に 「ツヅレサセコオロギ」のことでおもしろい記述がありました。このコオロ
ギ名前が変わっているので、どこからこの名前がきているのか気にしていたのです。
エンマコオロギはコオロギの中で一番大きいからです。ツヅレサセコオロギが鳴き出
すと、冬の支度をするために 足袋や服の補修をしなさいよ つづれしなさいよとい
うことだと書いてあったのです。昔のひとは 2センチぐらいの生きものも大事にし
ていたんだとつくづく関心した次第です。
写真は コブシの実 (赤く熟すとぶら下がり鳥に運んでもらいます。
モズのハヤニエ 冬の間の貯食行動だといわれています。