2013年5月アーカイブ

新聞沙汰に、、。

2013年5月 3日

先月の月末に相次いで、私の名前が新聞社に載ってしまった。
といっても決して犯罪者ではない。実は先月に出した「園の身近な生きものに出会う探検マップ」かもがわ出版の書評記事が載った。毎日新聞と朝日新聞、朝日新聞は事前に電話での取材があり、載せますといって来たので、了解した。その日喫茶店で打ち合わせをしていたら、知り合いからメールが入り、記事観たよと嬉しい連絡が入った。しかしこれで終わった訳ではなかった日曜日の朝に隣の奥さんが、「記事観たから本がほしい」と駆け込んできた。毎日新聞が載せてくれたのです。
どちらの新聞社も短い記事だがきれいに書評をまとめて書いて頂いている。ただただ感謝の一言です。実はこの話には続きがあり、昨日(5月2日)の中日新聞にこれまた、本の記事が掲載されているはずです。というのも、中日新聞なので近所の人も誰も購読していない。数日待てば送られて来るようですが、実はこれが一番の楽しみなのです、というのもこの新聞社の記者はわざわざ京都まで取材に来られて、一緒に加茂川を探索して、記事をまとめてくださった。当初中部地方だけという話だったのだが、東京近辺にも載るようで、「ヒメオドリコソウは東京もありますか」と訪ねてこられた。東京近辺の人にも是非身近な生きもののおもしろさを知ってもらい、子どもと楽しんでもらえたら嬉しいです。毎日新聞 4月28日029.jpg

5月のおたより

2013年5月 1日

初夏になりました。風薫る5月とい
いたいところですが、まだ檜の花粉が
飛んでいますし、これからはイネ科のツバメ (2).JPG
花粉やブタクサの花粉と5月の風の
中に飛んでいます。アレルギーの方に
は、風薫る、鼻には嫌なことです。
それでもやはり、5月になると、虫
たちが活発に活動を始めます、花粉を
運んで植物に実を結んでくれるのは
媒介の物が必要です。そのために花は匂いで誘導しているようです。
虫が飛びたち始めると、高野川にはツバメが飛び交います。スズメのお宿は住
宅に隙間がなくなり住処を作れなくなっているようですが、このツバメは、軒
があればそのところに巣を作ります。ツバメは人の近くに巣を作り事で人から
守ってもらう様です。しかし、このごろはカラスが増えすぎて雛を襲いにくる
ようです。ホオジロ.JPG
ところでツバメは、どのようにしてさえずるかご存じでしょうか。ツバメは、
巣を作るのに土をくわえます。川の水面を飛んでいるのは虫を捕まえるためと、
水をすくい土と混ぜる事に使います。そこで鳴き方は、「ツチクッテ。ムシク
ッテ。シブーイ」と鳴きます。一度電線にとまっているツバメを観察してみて
ください。
渡り鳥も少しずつ渡って来ています。ホトトギス科の鳥たちも連休を利用して?渡り始めています。冬鳥と違い夏鳥はさえずりをしてくれるので、声だけでも聞くと嬉しいものです。このホトトギス、ご存じのかたも多くおられると思いますが、托卵という行動をとります、他の鳥に自分の卵を産んで子どもを里子に出すのです。育ての親
は、自分の子どもでない雛にえさを与え続けます。ですから、他の鳥たちが巣を作り、卵を産み育て始める5月に渡りをします。「卯の花、におう垣根に、ホトトギス早も来鳴きぬ、、、。」(夏は来ぬ)と歌にも歌われています。
ホオジロも托卵されるそうです。
写真は 右上ツバメ 左中ホオジロ (宇治里山にて)