2013年2月アーカイブ

梅津北小学校

2013年2月27日

先週は、梅津北小学校のビオトープ池の観察が授業でありまして、植物担当で行きました。6年生ともなると、植物のこと知っているかと思いきや、身近な植物はほとんど解らない用でした。草の名前知っていると聞くと「 アサガオ」「ひまわり」「チューリップ」という答えが、そこで水辺ビオの周りで雑草探し「これはヒメオドリコソウ」「この花をよーくみたら、踊り子が団扇を持って踊っているように見えるから」クスノキの葉を揉んで嗅がす「ショウガの匂いがする」「ミント?」という答えが、名前は教えないで、後に図鑑で調べることにしました。春先の花もオランダミミナグサやスイセン(これはさすがに知っている子どもが多くいました」ミツバツチグリやヨモギなども匂いを嗅がして名前を考えるようにしました。
教室に戻り植物班は、池をかいてその周りにあった植物を張りつけていくワークショップをしました。さすがは6年生図鑑片手に、何を発表するかを覚えたり、書いたり、里山で4年生がしているのとはずいぶん違います。
来週に最後の締めの授業をします。どんな授業になるか楽しみです。梅津北.jpg

京都水族館

2013年2月17日

昨日、京都水族館の視察がありました。
私は、「梅小路公園を考えるいるか会」に参加していて、できる前からこの問題には取り組んできました。今回は第16回目の取り組みです。当初から参加理由は、都会のど真ん中に水族館ということが問題だと思っているからです。水族館側は東寺さんの五重塔をバックにイルカが飛ぶというキャッチフレーズで(写真参照)、開館からすでに当初の200万人を超えていると聞きびっくりでした。館内を見学しての感想は、表示の観ずらさ、子ども目線ではない、五感を感じることはできない 環境教育とは少しずれがある いのちの森とのつながりは見られないなどいろいろな問題はあるかと感じました。
里山ゾーン・山紫水明(京都の自然)があるのですが、これは付け足しという感じがしました。私が見る限り、里山の水辺にはメダカは泳いでおらず、水族館ですから、水槽の中のメダカを眺めることはできますが、やはり群れで泳いでいるメダカを見せてあげたいものです。イルカのショーはショーではなく イルカの生態と見せるという取り組みでした、この部分はいいことなのですが、生態を見せることを、海が近くにないこの場所でする意義はどこのあるかわかりません。生態の姿といっても、イルカの何を見せたいのかわかりにくいものでした。最後にやはりイルカは五重塔をバックに飛 んでいました。これはやはり違和感がありますDSCN8667.JPG。皆さんはどう感じられますか。イルカは賢い生き物だと聞いたことがあります。こんな都会の真ん中に連れてこられ、飛べど海は観えず、どう思っているのか聞いてみたいですね。
この水族館がきっかけに、京都に自然史博物館ができることを期待したいものです。そのためにはいろいろな立場の人が集い、考える場が必要なのかも知れません。
写真はヒトデに触るタッチコーナーここだけタッチできます。ほかにサンショウウオのにおいをかぐコーナーもありましたが,匂いませんでした。

鳴門の保育園

2013年2月12日

DSCN8554.JPG 先日鳴門市にある保育園に講演に行きました。この保育園は、園舎建て替えに際して、園庭を作り直そうということでした。当初は、計画を考えるために来てほしいということでしたが、やはり職員に私の考えを聞いてもらわないと、園庭づくりだけするのでは、ただの造園業者になると思い、いつもと同じようにレクチャーしました。四国八十八か所の一番札所の近くの保育園で、近くには大きな川がありましたが、なぜか水が流れていません。近くにドイツ館があり、第一次大戦からドイツとの交流があったようです。当時は捕虜収容所のようでしたが。
近くには田んぼがあり 高速道路を挟んで里山も近くにあり、生き物がたくさんいそうな空間に保育園はありました。散策ではメジロ ヒヨドリ ホオジロ ハクセキレイなども飛んでいて、高速道路の緑地帯がコリドーになっているようです。
ここの保育園の園庭ができるにはもう少し時間をかけて、地域の自然が入り込み子どもたちがいきいき ドングリ眼で遊ぶ空間を作りたいものです。
写真は、ドイツ館と里山風景 

宝ヶ池プレイパーク 探鳥会

2013年2月 3日

宝ヶ池のプレイパークの探鳥会の講師になって4年ほどになるだろう
。例年冬DSCN8444.JPG鳥観察会は猛吹雪の中か、寒風吹く中だが、今回は違う、こどもたちはシャツ一枚で走れ回り、大人もいつもの防寒備ではなかった。これだけ暖かいと冬鳥は帰ったか、そんなことはない、気温差でうごくのではなく、日照時間で動くのでまだ先です
でた鳥は24種類でまずまずの出でした。オシドリはは数羽雄を中心に12羽ほど滞在していた。
オシドリはよく夫婦中にたとえられるが、結してそんなことはない、毎年番は変わる。それの方が遺伝子的にみて、いいのだと思う。遺伝子が複雑なほど強いものが生き残れる。番で相手が死ぬまで形成されるのは、キジバトです。山鳩なんていう言い方もあるけれど、これが一番番の絆が強いそうです。
探鳥会は幼児期の子どもには少し難しいと今回も感じた。双眼鏡は大人でも初めてだと使いこなせない。まして望遠鏡では片目を閉じてみることは結構高度なことです。
しかし、鴨はえさをまいたり、動かない事も多いので5歳ぐらいからなら何とか観察できそうです。でも、幼児期の子どもは、観察よりは、鳥を見にいったということが大事で、寒い時期に鳥をみにいった。24種の種類はみあけられないが、ドバトでもカラスでも印象に残るものがあればいいかと思います。
 節分が過ぎると、やはり陽ざしが少しずつ暖かみを感じるようになります。宝ヶ池は鹿の害、カシノナガキクイムシでナラガレが起こり、尾DSCN8451.JPG根沿いの松はマツノザイセンチュウでやられています。コバノミツバツツジが咲く明るい山を取り戻すにはもう少し時間がいるでしょう。
写真はセグロセキレイをハシボソガラス、都会のカラスはハシブトとハシボソガラスですが、どちらかというとハシボソの方が多いようです。元々ハシブトは山にいたカラスなので、ハシボソよりはおとなしいみたいですね。カラスをみていたら巣が近くにあり、木の小枝を折り、落として威嚇していました。もうすぐ卵を産むようです。

おたより 2月

2013年2月 1日

節分の頃が一番寒DSCN5884.JPGいと言いますが皆さんいかがお過ごしですか。
節分の頃の樹木は細かく土壌改良することで、土壌菌をを増やし(掘ることで酸素が供給されることにもより)樹木の育成に役立てます。
 鉢物も今の時期なら根をある程度切れますので、お試しください。
立春を過ぎた頃より、高木のケヤキ フウ トウカエデなどの小枝の先が膨らみ初めています。一度団地内の樹木をみてあげてください。ツバキの花芽もゆっくりですが膨らみ始め、春の訪れを感じることが出来ます。
 春探しも楽しものです。高野川を散策すると、春の草花にも出会えます。
次の花を探してみて手ください。
 カラシナ(セイヨウカラシナ) ナズナ(ペンペングサ)  ハコベ 
タネツケバナ タンポポ(出来れば関西タンポポ) ツクシ カンゾウ
これらの春芽は食べられます。
高野川の中にも春が来ています。DSCN8322.JPG
鴨の中には番を作り始めているものがいます。雄の鴨が雌の前でデスプレイして、自分の美しさ 大きさなどをアピールしいてます。
サギの中には飾りバネを作るものもいて、羽が羽毛のようにきれいになっています。
 昨年はセンダンの実が沢山春先まで残りましたが、今年は食べられた後がみられます。冬鳥は沢山渡って来たことが伺えます。

写真は宝ヶ池のおしどり 加茂川ののユリカモメ