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9月おたより

2014年9月 5日 13:22

カネタタキ.JPG残暑お見舞い申し上げます。みなさんおかわりないことと存じます。
今年の夏は、7月は猛暑日があり、8月のお盆まではまだまだ暑い日が続きましたが、お盆明けは、雨があり、比較的すごしやすい日が続いています。台風や集中豪雨で各地おおきな災害が出ています。日ごろからの防災には気を付けたいものです。
 先月のお便りで書きました蝉ですが、予定通り、盆前にはツクツクボウシも鳴き出しました、草はらでは、キリギリスにかわって、コオロギたちも鳴きはじめました。写真のカネタタキは秋を代表して鳴いてくれます。「ちん・ちん・ちん」とカネをたたく音が秋の夜長には無くてはならない生きものの一つだと思います。このほかにツヅレサセコオロギは御存じ冬仕度をしなさいと鳴いてくれます。そうこうしていると、この昆虫を捕まえに、モズが山から草はらに帰ってきます。モズの秋の高鳴きです。毎年9月の中旬には鳴いてくるのを確認していますので、お聞きになられた方は、教えてください。
 川端通りの桜の木は、まだモンクロシャチホコガにはやられていまあせんが、夏の終わりには、桜の葉も最後の役目として、この毛虫に葉を食べつくされます。私も知らなかったのですが、このモンクロシャチホコガの幼虫は食べられるそうです。なんと茹でて食べるのですが、ほのかに桜の葉の香りがするというから面白いものです。実を言うと昆虫食なるものがひそかにブームになりかけているというのです、その手の本も数冊出ています。基本葉を食べる昆虫は食べられるようで、土などを食べているカブトムシの幼虫は向かないようです。
イナゴなどは私も食べたことがありますが、毛虫はちょっと考えものです。
 話を戻して、今年の蝉が最後に聞くのはいつになるでしょうか、ちなみに2012年は9月24日ツクツクボウシ・ミンミンゼミ 昨年は10月2日ツクツクボウシでした、季節の移り変わりを身近な生きものを身近な生きものから感じられることができる環境にいることを喜びたいと思います。

 写真は カネタタキ