2014年7月アーカイブ

7月おたより

2014年7月 6日

 キリギリスの鳴き声が夏を告げています。みなさんお変わりないことと存じます。7月ということは一年もあと半分ということです。年を重ねると一年が早く感じる法則は「ジャネーの法則」というらしいのですが、「50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。」という考えだそうです。そういえば子どもの頃は、一日が長くてたくさん遊んだ記憶があります。その長い一日を、大切に使ってほしいものです。
草花 樹木は一年をどのように感じているのでしようか、御天道さんの傾きを感じながら、葉を出て光合成をしながら、栄養分をためて、うごけないので紫外線から身を守るために色を付けたモリアオガエル.JPGり、次に命を伝えるために蜜を作り、花粉をつけて虫を呼び込む工夫をしているようです。
 毛虫は今のところ大量発生はしていません。空梅雨の影響かそれほど多くの虫は出ていません。このまま猛暑になると生きものが動けなくなります、小さな生きものは動ける気温が決まっていて、35度を過ぎると動きが鈍くなります。しかし、蜂はそうではないようで、35度ぐらいなら平気です。ただ47度になると死んでしまします。もちろん人ももちません。
スズメバチの巣を今年は、今まで4個除去しました。以前はこのようなスズメバチは都会には暮らしていませんでした、生垣の中に作ることがおおく、先月も書きましたが、これほど多く見かけることは近年まれです。スズメバチが飛んでいたらむやみに近づかす、いたずらに刺激しないようにしてください。これからどんどん巣は大きくなります、働き蜂がどんどん生まれて女王と助けます、でもじつはこれも自分の遺伝子を守ることをしているだけんのです、女王と働き蜂の遺伝子は四分の三が女王とおなじなので、女王を守ることは自分を守ることと同じぐらい大事なことなのだそうです。
 住宅地内の薬剤散布は梅雨明けぐらいを予定しています。後日お知らせいたします。     

                                         写真はモリアオガエル雄雌   

第5回自然再生学会参加

2014年7月 3日

先月末に行われた、第五回自然再生学会に参加してきた。今年は阪南市で行われた。阪南市は関西国際空港の近くで、海辺に近いく、汽水域での観察が楽しみでした。初めの学会発表で地元の小学校の取り組みでアマモの自生地域を調べて、環境教育に取り入れているのが興味を引きました。大阪湾DSCN1527.JPGがコンクリートで埋め立てられてから容易に近づけない時期があったが、海の水の浄化が進み、潮干狩りや海水浴などで子どもたちが海に近づくのをきっかけに地域の文化や自然を理解してその良さを実感できる取り組みとして実践れていました。十年ほど前から自生するアマモを確認して、4年前から17か所の波消しブロックやとっていなどで調査して11箇所で確認して、アマモの再生を学校で参加して行われていました。
海でとれた海藻で絵を描く取り組みは地域ならではで、とても興味がわきます。ほかに陸カニアカテガニ ベンケイガニ クロベンケイガニといいものの調査していました。教科書には載っていない教育がここにあると思います。身近なん生きものを通し生態を知り生物の多様性を地域のつながりとともに学習していくこのことがやがて、森 川 海のつながりを実感できて、人と生物のつながりを大切にしてくれる子どもたちに育つことになると感じました。
高校生の発表では、浅利君が、トウヨシノボリの耳石を利用した、回遊履歴を発表していくれました、彼は中学生からこの学会に参加していて、昨年この話は個人的に立ち話で聞きましたとても面白い内容で、今後も研究をつずけてほいいものです。
二日目の散策ではDSCN1590.JPG古紙を100%使った再生紙に取り組む工場を見学しました。コストがかかるが、大事な取り組みです。干潟は思った以上に生物たくさんいました。次回はゆっくり探してみたいものです、ハクセンシオマネキいました。始めてみて感動。