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鴨川探鳥会 京都保問研 科学部会

2013年1月21日 19:57

今年も科学部会恒例の冬鳥観察会が20日の日曜に行われた。DSCN8284.JPG
今回の参加者は11人でした。でた鳥は全部で19種類。鳥は観たではなく、「でた」という。私が鳥を観だした頃から「何がでた」と鳥観行の時には聞いていた。でるなんてまるでお化けかと思いがちだが、素人は何がいましたか?なんて聞く、けれど玄人は、双眼鏡を持っている人とすれ違うと「何がでましたか」なんて聞く。そう聞かれると「こやつなかなかの者じゃな」と思い。わざと「たいしてでていません、オオタカぐらいですか」なんて自慢をそさらっという。相手も負けてはおらず「そうですか、トラツグミいましたよ」なんていい、言葉の火花を散らしてすれ違う。素人目には何が自慢なのか解らない。
 今回は加茂大橋から出雲路橋を超えたところまで、9時半から12時までたっぷり観ました。でた鳥はそれほどたいしたものはいませんが、ユリカモメの若いのと大人の区別では大いにDSCN8286.JPG盛り上がりました。鴨もカルガモ オナガガモ、ヒドリガモ マガモ コガモと一通りでました。サギもコサギ ダイサギ アオサギは常連で、カイツブリは数匹でました。加茂川には外来のヌートリアも生息していて、中州でのんびり親子がひなたぼっこしています。彼らには何の罪もないけれど、外来種ということで、目の敵にされている。ここでも生物の多様性が問われているとても身近な問題なのだ。
 それはさておき、スズメの中にレンジャクがいたらしい、二匹でいて交尾をしたと参加者が知らせてくれた。鴨の中には番が形成されつつあるようで、二匹で泳ぐ姿も目立つようになった。いよいよ春到来か。
加茂川はそれほど大きな川ではないけれど、沢山の鳥たちがいると言うことは、それだけ食べるものが沢山あるということで、生物の多様性は守られているということなのだ。
次回の探鳥会は2月2日土曜日 午後に宝ヶ池プレイパークで宝ヶ池公園のオシドリを子ども達と観察する。