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里山調査 モニタリング

2013年1月12日 17:03

今年初めてのモニタリングが里山で行われた、1月は鳥と植物。レストラン.JPG
朝7時半に里山に着くと一面霜がが降りている。霜柱もあちこちにみられる。鳥の調査は主に冬鳥と混群が観られた。林内では、シロハラもいて、鎮守の森にあるモミの木にはイカルが群れていた。この下にはレストランがあり、秋の開店からこの2月までは大いに繁盛している。そのレストランはモニタリングの場所から少し離れているのだけれど、メジロ・ツグミ・ヒヨドリなどが群れている。もうお解りと思うがこのレストランは柿の木です。この柿の木は霜柱.JPG毎年沢山実
る。ただしシブガキなのだろう人は誰もとらない。だから木で熟してこの時期からうまくなる。鳥の調査は葉が落ちた時期に行うので観やすいように思いがちだがそうはいかない、「鳥見行」と書いて(トリミング)というが、実は「鳥聞行」なのだ。冬場は鳥はさえずらないがじなきをする。ウグイスもジャジャと藪の中でなくし ホオジロもチャチチャチとなく、アオジはチャ チャなので、この区別は聞かないと解らないし区別できない。カラ類などはもっとわかりにくく、金属音で鳴くのだが初めて聞く人にはどれも同じに聞こえる。でもこの区別がつけば「鳥聞行」は最高に面白い、身近なところに沢山の生きものがいることが実感出来るからだ。
植物調査は、ほとんど散歩だった。田圃には薄氷は張ってあるが、アカガエルにはまだ早いようだ、来月になると生きものが動き出す。節分がやはり季節を分けているのかもしれない。
林の中で面白い声を聞いた。シロハラに似ているがカエルのようにも聞こえる。しかしこの時期カエルはまだ早いと思える。何か解らない。これがまた大事なことで、そのことを思って観察を続けているといずれ解る時が来る。解らないのが解るときが来るその時が一番うれしい、今解ることより、大事な事だと思っている。