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冬鳥とロウバイ

2012年12月30日 12:49

DSCN8140.JPG今年もバンがやってきた。20年ほど前には琵琶湖の北まで出かけないとこのオオバンは観察できなかった。ここ数年は深泥ヶ池でも観られるようになってうれしく思っている。琵琶湖だとやはり遠いので望遠鏡が必要だが、池だと双眼鏡でもしっかり観察できる。オオバンの他にも深泥が池にはバンというのもいる。コバンではないのよ。
 写真のもう一匹はヨシガモで、こいつは昔から何故か男前に観える。毎年同じ生きものが現れるのはとてもうれしいものです。そういえば今年のセンダンの実は食べられているものが多い。昨年は3月までたくさん実をつけていたから、この時期なくなるとやはりうれしい、きっと沢山の冬鳥が渡って来てくれているのだと感じる事が出来るからだ。
 町屋の剪定時にいただいたロウバイがつぼみを膨らませて一輪咲いた。この花は、12月から1月にかけて咲いてくれる。
剪定は主に夏過ぎに花芽がつくのでそのころ花芽を気にしながら切れば沢山の花をつけてくれる。
この花は、昆虫がいないときに花を咲かせる。でも夏に剪定していると所々DSCN8146.JPGに種をつけている、そうなんだ、花粉を運んでくれるものがいるんだ、ツバキやビワの花は花がしっかりしているので、鳥がくちばしでつついても大丈夫になっている、でもこの花は見るからにきゃしゃだ。 誰が花粉を運んでくれているのだろうか、この花はご存じいい香りがする。この香りに誘われて来る小さな虫が運んでくれているようです。冬の間でも小さな生きものは生きるために、命をつなぎ、花は子孫を残すために花を小さく香りを出して、そんな工夫をしてしっかり生きているんです。
人に香りを楽しませるためではありません。人は虫や花のおこぼれを楽しんでいるにすぎないのです。たぶん