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冬をどうして越すか 2

2012年12月26日 15:57

DSCN8133.JPG 冬越しの方法は以前書いたが、成虫で越冬するものがいる反面、卵や蛹で越すものもある。右の写真はカマキリの卵だ、よく見かけるオオカマキリの卵が二つそれと松の葉についていいるものはあまり見かけないが、チョウセンカマキリの卵だ、どちらも仕事をしているときに見つけたものだ、昨年このオオカマキリの卵の中がどのようになっているかを、京都保問研で話題になり、カッターであけてみたことがある、あまりお勧めしないが、一度観てみる価値はある。ここで詳しく書くと観ないことになるので書かないが、雌のカマキリが産卵するときの苦労がわかる。
 チョウセンカマキリは、松の木の上の方についていた、昔からカマキリの卵が高いと雪が多いといわれる。本来この調査は、オオカマキリだが、チョウセンカマキリにも当てはまるかもしれない、この冬に雪がおければこれはきっと新たな発見かも(笑)DSCN8134.JPG
もう一つの写真は、アオスジアゲハの蛹だ。この蝶はご存じクスノキが食草だから当然葉っぱはクスノキだ。蛹は完全変態なので、中は一度組織をどろどろに溶かして組み立てるといわれている。残念ながらこの中はあけられない
カマキリはカッターで切っても春には幼虫が出てきたが、こいつは死んでしまうからね。