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風薫る五月

2012年9月22日 21:10

ScreenShot039.png 風薫る五月といいたいところですが、今年は気候がすこし遅れているようです。みなさんお変わりございませんか。日本の夏は4回あります。初夏梅雨猛暑残暑です。夏の中で一番気持ちがいいのは初夏です。
例年だと「卯の花の、匂う垣根にホトトギス、早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ」といいたいところですが、全体的に夏鳥の渡りは遅れているようです。宝ヶ池のオシドリも4月16日にはまだいました。ホトトギスは托卵をするので夏鳥としては他のとり(ウグイスなど)が巣作りをはじめた頃にやって来ます。初夏に窓を開けていると夜中に東山に鳴きながら飛んでいく声が聞けます。
ScreenShot040.png この歌詞を聞いていると卯の花の匂いと ホトトギスの声そして初夏の風まで見えてくるから不思議です。唱歌にはこのような元々日本がもっていた「原風景」のような空間を言葉で綴りイメージできる歌詞はたくさんあります。いつまでもこの歌詞が歌い続かれることでこどもたちにも思い起こせるこの景色でありたいものだと思います。
この歌の二番は「五月雨」が出ていますが、陰暦の五月ですから今の梅雨にあたるようです。昨年の梅雨は初め空梅雨で後半豪雨のような雨が数日続きました。今年はいろいろな意味で穏やかな梅雨がきてほしいものです。
5月のはじめの東山や北山をご覧下さい。山がもえぎ色になっています。新緑にはまだならない春の雑木が新芽を吹いた色鮮やかな「もえぎ色」誰が名付けたの
か知りませんが5月のはじめのころだけみられるこの山の色です。是非「原風景」の中にとどめておきたいものです。団地内のケヤキなどの落葉樹はがちょうどこの色を作り出します。一度こどもたちと眺めてみてはいかがでしょうか。
写真は里山のショウジョバカマ コバノミツバツツジのトンネル