園庭づくりを行うときに必ず関係者の方に私の園庭に関しての考え方をお伝えしています。
一般に園庭に関しての考え方は遊具主体かグランド（運動）という観点でした。
しかし、私は身近な生きもの（植物・昆虫・など）との関わりで子どもたちの五感を育てる考え方を進めています。 このような考えは今までにない、全く当たらし考え方です。

保育士の養成学校や大学などではこの分野はほとんど教えられていないため、保育士の中には生きものの本当の姿を知らない方もおられます。
そのため、私は園庭の樹木からそこに関わる生きものの種類、関わり方、保育の作り方などを伝えています。 そして、保育士さんたちとどのような園庭にするのか、どのような保育をしたいのかを一緒に考えて行きます。

園庭以外にも　身近な自然観察や畑のこと、果樹のこと、そして生きものとの関わりなど多岐に渡りお伝えすることが出来ます。
園庭づくりをしたい方は、まず私の本を読んで頂き、私の考え方を理解した上でレクチャー聞いていただけると園庭づくりのスタートがスムーズに行えると思います。
園庭は保育士が子どもと遊ぶ空間です。 造園とはまた違う取り組みでもあり、時間がかかるものです。 施工した保育園の見学にもご一緒させて頂き、その上で自分の園庭では何が出来るかを検討して頂けるのが理想です。

大学などでも、これから保育士や幼稚園教諭になる学生に、これからの園庭で生きものとどう関わりあって保育を進めていくかを提案しています。